4-1

エンダース9060Dのニードル・燃料調整スピンドル(2本)のメンテナンス作業

・準備するモノ

・エンダース9060Dのニードル回しツール(純正品)

・または、ベッセル精密ナットドライバー3.0㎜品番No-TD52(こちらの方が、ニードル回しツール(純正品)よりも、JIS規格品で精度は高いです!)

・ドイツの工業製品は優秀ですが、ガッチリ掴むにはベッセル精密ナットドライバー3.0㎜品番No-TD52がお勧めです!

・多分ホームセンターで600円くらいで購入できると思います!

・ベッセル精密ドライバーの記事は、ガソリンストーブ!エンダースストーブのニードルレンチは、ベッセル精密ナットドライバー3.0㎜が代用可能です!を、参照してください!

・左側がベッセル精密ナットドライバー3.0㎜で、右側が3㎜の6角ナットに装着させたエンダースストーブ純正品のニードル回し専用レンチです。

9999999

・グラファイトパッキン(グラファイトシートのことです。0.3㎜くらいが食いつきが良いと思います!)

・ちなみに、グラファイトシートを使用して作成したパッキン(ガスケット)のことをグラファイトパッキンといいます。

・エンダースストーブには、燃焼調整ハンドルに連結するスピンドルと、ニードルの上下運動のもととなるスピンドルの2本装着されています。

・エンダースストーブは、購入時にグラファイトパッキンが付属している場合があります。

・また、前のオーナーさんがグラファイトパッキンを消費してしまっている場合もあります。

・したがって、手元に予備のグラファイトパッキンがない場合は、新たにスピンドル用のグラファイトパッキンを、自分で製作することとなります。

・グラファイトパッキン類については、台湾のセラーさんが作成していました!

*従前は、エンダースストーブのニードルも作っていました!

・エンダースストーブのグラファイトパッキンは、規格に準じた製品が販売されていませんので、ebay等で購入できない場合は、グラファイトパッキンのシート状のモノを短冊状にカットして使用することになります!

・ハサミ

・8mmのスパナ、バーナーをサポートしている支持台(ベースメント)を外す時に使用します。

・9㎜のスパナ、ニップル(ジェット))を外す時に使用します。

・14㎜のスパナー上記以外のボルトの開閉に使用します。

最初に、バーナーをサポートしている支持台(ベースメント)を外します。

・下の画像の支持台がついていると作業の支障になるので外します。

1-1

*このボルトは、8mmでした。

次に、バーナーヘッドのニップル(ジェット)を外します。

・ニップル(ジェット)は、9㎜のスパナを使用します。

エンダース9060Dのニードルを外すツール

・ここからがストーブ(バーナー)によって、固着の程度等によって、いくつかの作業を組み合わせながら行う部分になります。

・エンダース9060Dは、付属品の下の画像の蝶々のような小型のニードル回しを、反時計回りに使用して外します。

3-1

・しかし、中古のエンダースストーブには、このニードル回し金具が欠品していたりすることがあります。

・また、この純正のニードル回しは精度が甘く、ニードルを回す際に空振りが多く発生します。

*なお、ニードルが固着しているような場合は無理をせず、ラスペネ等を噴霧すると約1週間ほどで固着はとれます!

*その間(1週間の間)何回かに分けて、ラスペネ等をスプレー(噴霧)することが必要です!

・今回、ロビンは大切なニードルをなめてしまう前に、ベッセル精密ナットドライバー3.0㎜品番No-TD52を使用しました。

何か変だ!ニードルが台座毎回っている!

・ベッセル精密ナットドライバー3.0㎜をエンダースストーブのニードルに噛み合わせて、ニードルの取り外し作業に取り掛かります。

・ベッセル精密ナットドライバー3.0㎜品番No-TD52と、ニードルはガッチリ噛み合っています。

・しかし、ニードルの支持台(ベースメント)毎、クルクル回っています。

・きっと、ニードルと台座が固着しているのだと思ます。

・ニードルの取り外しを後で改めて行うことにして、ニードル+ニードルの台座をそのままにしてスピンドルを抜くことにしました。

*上記の作業を行うに際し、最初は戸惑いました!このストーブ(バーナー)の詳細な設計図があるわけではないので、スピンドルを抜くと台座を痛めるという心配がありました。

・スピンドルを抜く前に、種々思いを巡らしてみました。

・このスピンドルはクルクル限りなく何回転でもするんです。(正回転も逆回転も半永久的にクルクル回りました。)

*その度に、ニードルはピョコピョコ出たり入ったりするんです。

・これは、OPTIMUS111やNo12ストーブやハインツストーブ系とは、異なっているのだと思いました。

*後から、落ち着いて考えればNo12ストーブ系は、燃料調整とニードルのスピンドルが1体化しており1本のスピンドルで全てを行っていて、エンダースストーブは2本スピンドルが装着されているので、ユックリ考えると当然のことですが、作業中はそこまで分かりませんでした。

・この結果、ニードル調整のスピンドルに関しては、他のオプティマス111系のように、スピンドルにネジが切ってあるタイプとは違うと思いました。

・これはスピンドルだけ引き抜くことができると思い、下の画像のようにスピンドルを引き抜きました。

4-1

・ロビンは、全ての年式・型式の9060Dを扱ったわけではありません。よって、全ての9060Dにこの取り扱いが適用できるとは思いません!

*メンテナンス作業中に、適度な高さのあるボルトが手元になかったので、平ワッシャーを何枚か組み合わせて、スピンドルを抜きました。

・平ワッシャー(厚みのあるボルトでもOKです!)を何枚か組み合わせて、スピンドルの先端の穴に割ピンを通して、ゆっくりとゆっくりとレンチ(スパナ)を回していきます。

・そうすると、バーナーの中からスピンドルがゆっくりと抜け出てきます!

*上記の方法は、ホエーブス625等のスピンドルを抜く方法と、全く同じです!

・今は、ホエーブス625のスピンドルを抜く場合は、ホエーブス625のスピンドル抜き器の性能を検証しました!簡単にスピンドルを引き抜くことができます!を使用しています。

・詳細は、上記のリンク記事を閲覧してください!

・このスピンドルに装着してあった輸入時に装着してあった、赤茶色のグラファイトパッキンを、ピンセット等で除去します。

・下の画像は、難関のニードルのスピンドル部分を全て分解したモノです。

*燃料調整のスピンドルは反時計回りに回せば簡単に外れます!

8-1

・ここまでくれば、後はグラファイトパッキンを縦8㎜(概ねでOKです!)横8cmくらいにハサミで切って、グラファイトパッキンを丁寧に巻き付けていくだけです。

・最難関はクリアしたので、あとは簡単に進みます!

・残りの作業は、グラファイトシートを丁寧に巻き付け、グラファイトパッキンを作成します。

丁寧に!ゆっくりと!グラファイトパッキン(0.3mm程度)を短冊状にカットして巻くだけです!


・使用したグラファイトパッキン(0.3mm程度)は、以下のモノを使用しました。

88-1

・ebayで購入したグラファイトシートの記事は、グラファイトシートグラファイトパッキン作成用のシートをebayで購入しました!コールマン・ヨーロッパ系のストーブ・ランタンに!を、ご参照ください!

・他のストーブ(バーナー)のメンテナンスにも使用しているので、グラファイトパッキンのシートがギタギタの形になっています。

・グラファイトパッキンは、どんなに上手く巻いてもパキパキ割れていきますが、それでOKです!

・グラファイトパッキンを巻く目安ですが、ロビンは、スタフィングボックスより少し太めに、巻きました。

・理由は、グラファイトパッキンが圧力で潰れるときに、スピンドルの隙間を極力なくしてなくして、密着度を高くしたかったからです。

ニードルとスピンドルの位置調整に若干時間がかかりました。

・ニードルの針の出具合とスピンドルの位置の調整に時間を要しましたが、次回はもっと要領よくメンテナンスを行おうと思います。

・手際よくメンテナンス作業を行えば、簡単な作業です。

・少々、他のストーブ(バーナー)と比較すると、若干メカニカルな部分がありますが、メンテナンスを行うことはストーブ(バーナー)の構造を知ることに通じます。

・また、愛機を長く使用するためにメンテナンスは必須です。

・製造から40年・50年・60年等を経たストーブ(バーナー)を、更に長く使用するために、コマメにメンテナンスを行うことが重要です!