結論から言いますが、投資と投機の違いは、「言葉の遊び」であって、投資と投機の違いには、言語を使用するヒトの思い入れ以上に、違いはないと思います。

一般的には、「投資」は良い意味で使用されていて、「投機」は、悪い意味(バクチ的要素)で使用されている場合が多いようです。

投資と投機の違い

投資と投機には、違いはありません。

投資とは、投資家が、機会を見て、資本財を投下することです。

投機とは、投資家が、機会を見て、資本財を投下することです。

要するに、投資(投機)対象に対して、資本財(主に貨幣)を投下することを投資といいある一定時点(投機)を依拠として、資本財(主に貨幣)を投下することを投機というわけです。

一般的には企業のIR情報提供が投資家になっているので、経済用語としては、「投資」の方が多く使用されています。

このことからも、投資と投機の違いはないことが、理解できます。

リスクオンとリスクオフの違い

リスクがあるものの1つに時価評価するものがあります。

時価評価するものの中には、金融商品があります。

金融商品にはリスクが存在します、金融商品のリスクには、市場リスク(市場の相場その他指標の数値の変動によるリスク)、信用リスク(取引相手先の契約不履行に係るリスク)、資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)が含まれます。

さて、リスクオフとリスクオンは、トレードオフの関係性にあります。

トレードオフとは、「両立できない関係性」を示す言葉として使われています。

リスクオフとは、投資家がリスクを回避するようになり、より安全な資産に資金が向かいやすい相場状況を表した金融用語です。 たとえば、中国の景気減速や米中貿易摩擦の懸念が高まるとリスクオフ(リスク回避)となり、株式から比較的安全とされる米ドル(米国債)や日本円(日本国債)などに投資家の資金が向かいます。

リスクオンとは、上述の真逆で、投資家がリスクを回避せず、資金を株式市場等に投下するようになります。