エンダースストーブ9060Dを引き続き、快適仕様になるようメンテナスを行いました!

・エンダース9060Dのパーツは上手いか下手かという論点を無視すれば、基本的に全てパーツは自作可能です!

・愛機は大事に大事に!長く長く使用できます!

・今回、メンテナンスを行った部分はタンクキャップパッキン(ガスケット)の作成・交換です。

・安全弁部分の清掃・約5㎜のゴムパッキンはまだ使用可能だったので裏返しにして使用します。

・ポンプシリンダー(逆流防止弁)内部のパッキンの作成・交換を行いました。

・ニップル(ジェット)の穴清掃を行いました。

軽いテスト燃焼中ポンプ付け根からホワイトガソリンが漏れてきました。

・前回ポンプキャップパッキンは自作して交換していますので、原因は他にあります。

・シリンダー内部からの逆流と考えて、シリンダー内部に装着されている逆流防止弁(NRV)を、分解してみました。

・同じ欧州系でもオプティマスの逆流防止弁やペトロマックスストーブの逆流防止弁とは全く異なっていました。

・オプティマス系は圧縮された空気が出る口を、スプリングの圧力に支えられたゴムのパッキンで塞ぎ燃料の逆流を防止しますが、エンダースストーブは、圧縮された空気が出る口の周囲をゴムパッキンが覆い、そのゴムに向かってスプリングに支えらえれた逆流防止金具が口を塞ぎ逆流を防ぐ構造になっていました。

・エンダースストーブも圧縮空気の出る口(金属)と、それを塞ぐ金属が直接接触しないようゴムパッキンが介在していました。

エンダース9060Dの逆流防止弁の構造

・下の画像がエンダース9060Dのポンプシリンダーを分解した画像です。

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・上記の画像のように9060Dの逆流防止弁は左側の圧縮空気排出口・真ん中のスプリング・右側のシリンダー内部に逆流しないための金属抑え金具の3つのパーツによって構成されています。

・ポンプシリンダー内部のパッキンを新品に交換したにも係わらず、逆流してしまう、又、ポンピングの割に上手く圧縮空気がタンク内に送りこめないという状況が出現した場合は、スプリングの強さが影響している場合があります。

・逆流を発生させたくない場合はスプリングを若干強く(スプリングを伸ばして強めにします)、圧縮空気を効率よくタンク内に送りこみたいという場合はスプリングを弱く(スプリングを手で押し込んで高さを低くする)と、調整が上手くいくケースがあります!

・また新品のパッキンをシリンダー内部に組み込んだ場合、シリンダー内部の空気送出口がキチンと露出しているか確認して、金属抑え金具がゴムパッキンにシッカリ食い込んでいるか確認すれば、逆流防止弁は正常に作動します。

エンダース9060Dに新品のゴムパッキン(ガスケット)を組み込む作業

・下の画像はシリンダー内部に装着する逆流防止弁用のゴムパッキンです。右側は少々いびつで偏芯しているので左側のモノをシリンダー内部に装着しました。

・逆流逆止弁パッキンのサイズ 外径 12mm 内径 4mm 厚さ 2mm です。(材質はフッ素ゴムです。)

*装着時は結構キツキツなので、焦らずユックリと棒状のモノで押し込んでください。

・シリンダー内部に光線が到達しないので画像が大変見にくいのですが、この右側の自作パッキンと同じ劣化したパッキンがシリンダー内部に装着されていますので先の尖った針、又、ドライバー状のモノで抜き取ります。

・その後、新パッキンに交換します!

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安全弁のゴムパッキンの自作と交換

・次はタンクキャップに装着されているゴムパッキンの自作と交換です。

・最初に上記の図の30/2のdichtungsring(ドイツ語でシーリングの意味です。)が装着されているゴムパッキンの自作と交換です。

・この辺になってくると疲れてきたり、メモっていた紙が散逸したり、記録が不正確なってきていますが記述します!

・この30/2のdichtungsringのゴムパッキンのサイズは、外径17㎜・内径12㎜で作成しました!

・エンダース9060Dのメンテナンスの中で、最も筋肉の疲労が高かった作業分野がこの部分のパッキン(ガスケット)交換です。

・固い・硬い・難い等全ての文字が脳裏をかけ巡りました!

・そして古い鋼鉄のように硬化した旧ガスッケット(パッキン)を抜き取り、新しいパッキン(ガスケット)を装着します。

・下の画像の左側がパーツ34/1に相当するものです。

・34/2はスプリングに相当するモノです。

・30/4はフッ素ゴム製の安全弁パッキンです。(今回はこのパーツは交換せず、裏返しにして継続使用します。)

・次に、安全弁を分解してスプリングにシリコンスプレーを塗布します!(この付近にゴムパッキンが沢山存在しますので、CRC系のスプレーは使用しない方がベターです!)

・そして分解したパーツを再度、元の姿に組み上げて完成です!

・組み上げる順番に並べた画像が下の画像です。

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追   記

・工場出荷された段階に装着されていた各ゴムパッキン(ガスケット)は、安全弁の一部を除いて、全て処分しました。

・従ってオリジナルに近いモノはなくなってしまったので、正規のモノに近いモデルパーツを今後用に購入します!

・下の画像が、No12ストーブ等のパーツ作成のためにギタギタになった原材料です!

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エンダースストーブは、下記ebayのリンクをご覧ください。

ガソリンストーブは、下記ebayのリンクをご覧ください。