エンダース9060D!スピンドルとポンプパッキンのメンテナンス!日常点検
・今日は若干時間があったのでエンダースストーブの簡単なメンテナスを行いました!
・今回は燃料調整ハンドル(スピンドル)部分が重いので、一旦スピンドル部分を抜いてみました。
・スピンドル部分に装着されているグラファイトパッキンは、まだ新しくて当分交換の必要がないので、このスピンドル部分に耐熱性のシリコングリスを塗布しました。
・感覚でいうと、ノンパワーステアリングからパワーステアリングになった感じです。
・ポンプのシリンダー内部の革パッキンの状況を把握するために、ポンプを分解しました。
・ポンプ上部に装着されていたゴムパッキンが完全に、ポンプ抑え金の裏側に貼り付いていたので、丁寧に、かつ、力技でポンプを分解しました!
エンダース9060D!スピンドルとポンプパッキンのメンテナンス!劣化状況の確認
・最初にポンプの革パッキンの損耗・劣化状況の確認です。
・真鍮製の金色に輝く燃料タンクからポンプ一式を抜きます。
・ポンプに革パッキンはまだまだ使用可能です。
・ポンプロッドとシリンダーを外そうとしましたが、固くて分解できません。
・原因が分かりました。本来シリンダー上部に装着されているはずの、ポンプパッキン(ガスケット)がポンプロッドの抑え金具の裏に、ギタギタになって貼り付いています。
*この劣化したパッキン(ガスケット)は、先端の尖ったドライバー等で剥がしていきます。
・これではポンプロッドとシリンダーは分解できるわけがありません。力が逃げないようにタオルを持ってきて力を加えていきます。
・慎重に、かつ、ユックリと少しずつ両者を分離していきます。
・黄色い矢印の部分に古くて固くなったゴムパッキンが貼り付いています。
・両者が分離できました。
エンダース9060D!スピンドルとポンプパッキンのメンテナンス!ガスケットの自作
・厚さ3㎜のフッ素ゴムシートでポンプパッキン(ガスケット)を自作します。
・このゴムパッキン自作に必要なモノは、フッ素ゴムシートとオルファラチェットコンパスカッターです!
・ポンプパッキン(ガスケット)のサイズは外径21㎜・内径16㎜・厚さ3㎜です。
・オルファラチェットコンパスカッターの使用方法は、とにかく寝かさないでカッターを使用することです。
・このカッターを寝かせて使用した場合は、ドンドン中心点が大きくなって、偏芯します。
*このカッターは3㎜程度のゴムパッキンならばカッターを2・3回転程度するだけで綺麗に外径21㎜の円形のモノが作れます!
・その際にカッターを寝かせて使用すると、円が綺麗にカットできないばかりか、同一円心上で更に内径16㎜の中身をクリ抜くわけですが、これも偏った円になって満足なパッキン(ガスケット)を作成することができません!
・コンパスカッターは必ず立てて使用して下さい!
・下の左側の画像が自作バージョンの外径21㎜・内径16㎜・厚さ3㎜のゴムパッキン(ガスケット)で、右側が30年~40年以上使用した、ギタギタになっていたゴムパッキン(ガスケット)です。
エンダース9060D!スピンドルとポンプパッキンのメンテナンス!ポンプロッドも点検
・新しいゴムパッキン(ガスケット)をポンプシリンダー上部にはめ込み、更にこれをポンプロッド抑え金具と結合していきます
・新しいゴムパッキン(ガスケット)をポンプシリンダー上部にはめ込むまでは、全然問題ないのですが、このシリンダーとポンプロッド抑え金具を結合させる際は、若干時間がかかります。
・外径21㎜・内径16㎜・厚さ3㎜のゴムパッキン(ガスケット)はポンプロッド抑え金具とピッタリのサイズになっています。
・従って作業は、丁寧に、かつ、ユックリと自分の爪や先が平たい割り箸の先(尖っていると折角自作したゴムパッキンが損耗します。)を使用しながら、ユックリ押し込んでください。
・結合させる際は、若干時間がかかります。
エンダース9060Dのスピンドルとポンプパッキンのメンテナンス!耐熱性シリコンを塗布
・スピンドルを抜いて250℃までの耐熱性を具備するシリコングリスを塗布しました!
・次の作業はスピンドルを抜いて、ゴムやプラスチックを攻撃しない溶剤を使用していないシリコングリスを塗布して行きます。
・今回使用したシリコングリス(ペーストタイプ)です!
・スピンドル先端のすぐ上にある部分がグラファイトパッキンが装着されている部分です。塗布する量ですが、ほんの少量を薄く延ばして塗布しました!
*あまり大量に塗布するとスピンドルやニップル(ジェット)の目詰まりを発生させる誘因になりかねないからです。
*ロビンは当該グリスをNo12・ハインツストーブ等駆動部分を有するストーブ等にも使用しています。
エンダース9060D!スピンドルとポンプパッキンのメンテナンス!シャフトは次回回し!
・上記と同様にしてニードル部分を駆動するシャフトを抜こうとしたのですが専用のニップル廻しがないので今回はやめました!
・ドイツから購入した際に、箱の中に入っていませんでした。(*パーツNo542です!蝶々みたいな感じの小さな専用器具です。)
・ホワイトガソリンを使用している限りは、ニードルの上下運動を必要とするケースは数えるほどでしょうし、仮に、ニードルが運動しなくてもプリッカー(針)を使用すれば全く問題ありません。
・今後、時間をかけてニップル廻し(代替品も含め)を探し、ニードルを上下させるシャフトを抜き、シャフト部分にシリコングリスを塗布していこうと考えています!
エンダースストーブは、下記ebayのリンクをご覧ください。
ガソリンストーブは、下記ebayのリンクをご覧ください。