オプティマス123Rガソリンストーブ給油口のゴムパッキンの自作!『圧』が漏れていました!
・オプティマス(スベア)123Rガソリンストーブ給油口のゴムパッキンから、『圧』(プレッシャー)が漏れていました!
・つまり、オプティマス123Rガソリンストーブ給油口から、少しずつ空気漏れがしているということです。
・先週、久々にオプティマス(スベア)123Rガソリンストーブを燃焼させ、コーンスープとビールを飲み、雲の流れを楽しんできました。
・その時に、少々オプティマス(スベア)123Rガソリンストーブの調子がイマイチなのかなと感じていました。
・過日、ウィック、スピンドル、ニップル(ジェット)等のパーツは点検確認済みですので、怪しいのは給油口のゴムパッキンです。
・今週は時間ができたので、オプティマス(スベア)123Rの給油口のゴムパッキンを目視点検しましたが、特段、損耗している様子はありませんでした。
・しかし、原因はココしか考えられないので工場出荷された段階で装着されていた給油口のゴムパッキンを取り外して、裏返しにして、テスト燃焼してみました。
・結論から記述しますが、やはり、原因はココでした!
・オプティマス(スベア)123Rはテスト燃焼と同時に、遅滞なくブルーフレームになり、燃焼開始しました。
・ヒトの眼では確認できない微妙な『隙間』があるのかもしれません。
オプティマス123Rガソリンストーブ給油口のゴムパッキンの自作!4ヶ所の確認!
・オプティマス(スベア)123Rガソリンストーブは確認する部分は概ね4ヶ所だけです!
・1.ウィック・・・・確認はライジングチューブを引き抜けば、即、目視点検できます。
・2.給油口関係・・・今回はココでした!
・3.スピンドル関係・・・ココはグラファイトパッキン、スピンドルの噛み合わせ等複数の原因がある場合がありますが、今日は割愛します。
・4.ニップル(ジェット)・・・ココは、あまり損耗が発生する場所ではないのです。また、微妙な損耗は目視点検できないことが多いです。
・代替パーツでテスト燃焼すると、ほぼ一発で判定結果がでます。
オプティマス123Rガソリンストーブ給油口のゴムパッキンの自作!簡易確認テスト燃焼
・ロビンは、簡易テストを実施するため工場出荷段階で装着されていた給油口のゴムパッキンを取り外しました。
・さらに、これを裏返しにして再度装着してテスト燃焼させた結果、オプティマス(スベア)123Rガソリンストーブは、息を吹き返しました!
・目で見て判定不可能でも、ストーブやランタン等は機械ですから正直に反応することが改めて分かりました!
オプティマス123Rガソリンストーブ給油口のゴムパッキンの自作!デジタルノギス等を使用しないで自作しました。
・ロビンは従前から純正パーツ等の直径を計測し、それを1/2にして半径を割り出して、コンパスカッター等で切り出していました。
・しかしロビンは不器用な人間でったので、失敗作品が沢山量産されてしまいました!
・もちろん、上記の方法は今後も継続使用しますが、今回は全く異なった方法でガスケット(パッキン)を作成しました。
・パッキン(ガスケット)の円周や直径などの計測は一切せず、紙を折るだけで円の中心を求め、そこにコンパスカッターの針を当て、円周上の線にカッター部分を当てて、パッキン(ガスケット)を切り出すようにしました。
オプティマス123Rガソリンストーブ給油口のゴムパッキンの自作!今回のパーツ作成に使用したモノ
・今回のパーツ作成に使用したモノは以下のとおりです。
・下の画像は、コンパスカッターです。
・当サイトでコンパスカッターを使用してゴムパッキン(ガスケット)の自作した記事を書きましたので、参考に供してください。
・下の画像は、耐熱温度(250度)のゴムです。(厚さは1.5㎜です。)
オプティマス123Rガソリンストーブ給油口のゴムパッキンの自作!中心点の求め方
・同一円周上(半円上)の2つの弦は直径を通り、かつ、円の中心を通る定理の応用をしました!
・上記のことは、中学1年か2年に学習した事項です!
・『型紙』を作り、これを利用した結果ですので、ピッタリ外周はカットできました!
・内心円は少々大きいかな?とも思ったのですが10mmのポンチを使用し、出来上がったモノをドライバーで押し込んだら、ピッタリフィットしました。
・この後、再度、確認テスト燃焼を行いました!シッカリとブルーフレームになりました。
オプティマス123Rガソリンストーブ給油口のゴムパッキンの自作!型紙は厚紙よりも薄い紙の方がベターです。
・紙は蛍光灯や太陽の灯りが透けてとおる方が良いので、厚紙よりも薄い紙の方がベターです。
・下の画像は、工場出荷の段階で装着されていた給油口のゴムパッキン(ガスケット)です。
・下の画像は、上記の給油口のゴムパッキン(ガスケット)の外周円上の淵をボールペンで紙に落とし込んだモノです。
*サイトアップ用に拡大したモノ(撮影サンプル)を使用しています。
・次に下の画像のように、給油口のゴムパッキン(ガスケット)の外周円上が重なるように、紙を折ります。
・要するに、外周円上をピッタリ重ねて半円形を作ります。
*この時に紙を太陽や蛍光灯の光に透かして見ると、外周円の淵がシッカリと重なります!
・もう1か所どこでもOKですから、外周円上が重なるところで紙を折ります。
・要するに、外周円上をピッタリ重ねて半円形を作ります。
・この2か所紙を折った部分は何れも、直径を意味しており、直径が重なった部分は円の中心を表示しています。
・次に、折った線の跡をボールペン、または、シャープペンシル等でトレースします。(正確なトレースを行うために、なるべく細めの芯を使用することがベターです。)
・この2直線の交差した部分が円の中心ですので、ここにコンパスカッターの中心軸(針)を立て、外周円上にカッターを置きます。
・その時にコンパスカッターのネジをロックし固定します。
・下の画像は、コンパスカッターのネジをロックしたモノです。
オプティマス123Rガソリンストーブ給油口のゴムパッキンの自作!1.5㎜の耐熱ゴム(耐熱温度250度)を使用しました。
・上記の作業で給油口のゴムパッキン(ガスケット)ができました。
・この状態では、まだ、内円は打ち抜いていません。
・内円は、少々大きいかなと思ったのですが10㎜のポンチ(パンチ)で打ち抜きました。
・結果オーライでした!
・余分に作成してしまいました。
・下の画像は、左側が純正パーツです。右の2個のゴムパッキン(ガスケット)・給油口に実際に組み込んだゴムパッキン(ガスケット)1個は、今回作成したモノです。
オプティマス123Rガソリンストーブ給油口のゴムパッキンの自作!原本のサイズの計測不要
・今回記述した方法は、実際に原本(モデル)のサイズを計測しなくてもコピーを作れます!
・パーツ等の正確なサイズが入手ができない場合が多いのですが、このように『型紙』を作ることによって、コピー(パーツ等)を作り、ビンテージストーブ(ランタン)である愛機を長持ちさせることも可能となります!
・また、給油口のゴムパッキン(ガスケット)がギタギタになっていて測定不能な場合でも、外側の金属の給油口を紙にトレースし、『型紙』を作成することもできます。
・ロビンのガソリンストーブ123Rガソリンストーブは、少人数での火器となりますので、フィールドでの活躍は少ないのですが、また、再生しましたので、美味しいアウトドア料理を作ってくれることとなります!