エンダース9060Dのウィックの確認をするため、タンクとバーナー部分を分離
・エンダース9060Dの分解・整備メンテナンスの継続記事です!タンクとバーナー部分を分離します!
・フィールドでエンダース9060Dを燃焼させたのですが、ポンピング回数に比較してバーナーヘッドの燃焼が、思うようになっていないこと。
・燃焼中に僅かながらも、息継ぎが見られたこと。
・燃焼させない状態で、ポンピングをした後にバーナーヘッドの燃焼ハンドルの開放を行っても、タンクの圧力は依然として高いこと。
*要するに(どこかで)詰まりが生じているのです!
・上記のことから、タンク内の圧力がウィックを経由してバーナーヘッドに正しく伝達されていないこと。
・これによって、タンク内のホワイトガソリンが適正に、バーナーヘッドに送り込まれていないことが分かりました。
エンダース9060Dのタンクとバーナー部分を分離!固着していて外れません!
・早速、タンクとバーナーヘッドに連結されているウィックの状況を確認しようと思い、タンクとバーナーヘッドの分離をこころみました。
・しかし、外れないのです。
*前のオーナーさんも、分離を試みたようです!若干、ナットをなめた(傷めた)様子がありました!
・通常の方法で分離を試みると、ナット(ボルト)をなめて(損傷)してしまいます。
エンダース9060Dのタンクとバーナー部分を分離!固着していて外れません!ラスペネを吹き付ける!
・まず最初に、ラスペネを2日に1回スプレーしました。この作業を約1週間行いました。
・下の画像では、ラスペネがナット(ボルト)の奥深く浸透するように、バーナーヘッドを立てています。
・このように立っている状況でラスペネを使用しました。
・バーナーヘッドは常時立っていられるように、100均で購入した『洗濯用クリップ』でタンクを固定しました。
・ラスペネをスプレーして約1週間経過して、スパナ(レンチ)でナット(ボルト)を緩めようとしましたが、全然緩みません。
エンダース9060Dのタンクとバーナー部分を分離!固着部分を炙ります
・次に、ナット(ボルト)をガスバーナーで炙り、緩めることにしました。
・今回使用したガスバーナーは、イワタニの料理用カセットガスバーナーです。
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・画像では分かりにくいのですが、ガスバーナーの炎を細くしてナット(ボルト)下のタンクの接合部を狙って炙ります。
・下の画像のように、まんべんなく色々な方向からガスバーナーの炎をあて炙りました。
・ガスバーナーで炙っている最中は、ラスペネの成分が焦げて黒い煤を出しますがガスバーナーの引火に気を付けて、ガンガン炙り続けます!
エンダース9060Dのタンクとバーナー部分が、完全固着して固くて分離できない!
・エンダース9060Dのタンクとバーナー部分が固くて分離できない!14mmのスパナ(レンチ)を使用しましたが外れません。
・概ね2分程度ガスバーナーの炎で、ナット(ボルト)を炙りました。
・最初は14㎜のスパナ(レンチ)で、ナット(ボルト)を緩めようとしましたが、緩みません。
*でも、かなり緩んでいるはずです!解放まで到達できないだけです。
・後は、丁寧に、かつ、シッカリトルクをかけてあげます。
・下の画像は、最初に使用した14㎜のレンチ(スパナ)です。
エンダース9060Dのタンクとバーナー部分を延長モンキーで分離する。
・最後に、延長したモンキーレンチを使用しタンクとバーナーを分離させました。
・まだ緩みません。最初に使用した14㎜のレンチ(スパナ)では、ナットが緩みませんでした!
・次に本当は使用したくなかったのですが、背に腹は代えられないので、モンキーレンチに水道管をつけて延長させたレンチでトライしました。
*この方法でやると、モンキーレンチのジョー(アゴ)にトルクが掛かり過ぎて、モンキーレンチのアゴが壊れる場合があるとされています。
・しかしながら、ロビンは、学生時代から、致し方無い場合は、このようにして最大1メートル程度の鉄パイプ等でモンキーレンチを延長して、使用していますが、モンキーレンチを壊したことはありません!
・約40年くらい使用しているモンキーレンチもありますが、水道管や鉄パイプで延長しても現時点で全然問題ありません!
・なお、モンキーレンチを延長させる方法ですが、延長サイズを長めに行うときは、塩ビタイプの水道管だと水道管にトルクが掛かり過ぎ、水道管が破損します。
・そのような場合は、鉄パイプで延長する方が良いです!
・ジョー(アゴ)を傷めないように、静かに静かに、下あごの方向にトルクをかけていきます。
*両方向OKのモンキーレンチもありますが、古くて表示がない場合は、下あごの方向にトルクをかけていく方法が無難です!
・モンキーレンチは、下あごの方向に向けて徐々にトルクをかけてあげます。
*出典 『モノタロウ―モンキーレンチの特長と使い方』 URL https://www.monotaro.com/s/pages/cocomite/349/
エンダース9060Dのタンクとバーナー部分が、やっとタンクとバーナーヘッド分離完了しました!
・モンキーレンチの端を足で固定し、エンダース9060Dの真鍮のタンクを両手で持ち、ゆっくりトルクを掛けたら、やっと外れてくれました!
・下の画像は、水道管を装着させモンキーレンチの長さを延長しトルクを掛けたモノです。
*このケースでは、ソケットレンチやメガネレンチは使用できないので、仕方なく水道管で延長させるにしても、両口レンチの方がベターです!
・下の画像は分離後のバーナーヘッドの画像です。
・思っていたとおり、芯(ウィック)のヘタリが見られます。
・せっかくの機会ですので真鍮のタンクも、ホワイトガソリンで洗浄します。
エンダースストーブは、下記ebayのリンクをご覧ください。
ガソリンストーブは、下記ebayのリンクをご覧ください。