ガソリンは生活必需品ですが、保管方法によっては、ガソリン内に混入しているオクタン価を高める物質が劣化する場合があります。

ガソリンはそう簡単に劣化する物質ではありません。ロビンは毎年9ヶ月程度、除雪機内にガソリンを入れたまま、翌年のシーズンに使用しています。

ただし、万が一を考慮して発電機や除雪機などのキャブレターからガソリンを、抜く作業等の必要性について記事本分に記載しました。

ガソリンや灯油などを劣化させない方法は、適正な保管に尽きます!

冷暗所で、シートをかぶせ、酸化させないように保管すること、また、心配な場合については、ガソリン劣化防止剤の使用について、記事本分に記載しました!

大切な機械を長い年月使用するために、燃料も大切に保管してください。

ガソリンの消費期限!毎年9ヶ月保管しています。適正保管がポイントです。

*使用期限(消費期限))です!

・ガソリン(レギュラーガソリン(赤ガス))は、適正に保管すれば、少なくとも9ヶ月程度は、何ら問題なく使用できます!

・日々の生活の中で、越年したガソリンの、保管・使用について、記載します!

・赤ガスとは、ホワイトガソリン(薄い青色等に着色しています!)が白(ホワイト)と呼ばれるのに対し、レギュラーガソリン(赤ガス)は概ねオレンジ色に着色してあるので、白(ホワイト)に対し、赤ガス(レギュラーガソリン等)と呼ばれます。

・赤ガス=レギュラーガソリンです!

・通常使用の保管年限を9ヶ月にしている結論(除雪機に使用しているレギュラーガソリン(赤ガス))については、文章後段に記載しました!

・レギュラーガソリン(赤ガス)は、保存方法によって、保存年限が異なります!保存方法によっては、使用期限は9ヶ月以上、更に伸びます。

・文末に至るまで、様々な保存方法を紹介しています!劣化(腐ること)が前提なガソリンを、どうやったら性能を損なわずに、使用期限を延ばせるか『生活の知恵』です!

・誤解しないでいただきたいのですが、「ガソリンの使用期限を何年延長できるかという」レースをしているわけではありません。ロビンが記載したかったのは、1度タンクにガソリンを投入した後、再度、そのガソリンをタンクから抜き取ることが難しく、かつ、キャブレター(ジェット)に至るまでの、ガソリンを燃焼させることが(つまり、ガソリンを全て燃焼させることが)困難の場合に、1度投入した、ガソリンを性能の劣化をせずに、かつ、使用期限を延長させるかについて記したかったのです。

ガソリンの消費期限!毎年9ヶ月保管しています。だけど万が一を考慮して、発電機等のキャブレターからガソリンは抜きましょう。

・要注意!発電機等のキャブレター(ジェット)のガソリンは必ず抜いてください!

・要注意!発電機・除雪機等全て共通ですが、キャブレーターの中のガソリンは抜いておかないと劣化してしまい、来年のシーズンにエンジンの始動が困難になってしまいます。発電機や除雪機が始動不能になる原因の大半はこれです!

・ヤマハの発電機・除雪機等は燃料コックを排出の位置にすれば、ホースやキャブレターに残った燃料を捨てることができます。

・当然ながら、新鮮なガソリンを毎回、燃料タンクに入れることができるならば、これに越したことはありません!

・当サイトで何回かホワイトガソリンは、劣化しないと記述しましたが、今回のお題『レギュラーガソリン(赤ガス)』について書きます。

・『レギュラーガソリン(赤ガス)』は劣化します。

・一般的にガソリンは、ホワイトガソリン・レギュラーガソリン・ハイオク(ハイオクタン)ガソリンに分類されますが、劣化については、ハイオクガソリンもレギュラーガソリンと同様です!

・したがって、ブログ上分かりやすくガソリンをホワイトガソリンとレギュラーガソリン(赤ガス)に分類します!

・ホワイトガソリンは、ほぼナフサです。(便宜上ナフサ100%とします。)

ガソリンの消費期限!毎年9ヶ月保管しています。ガソリンの中の劣化する物質は何?

・レギュラーガソリンには、オクタン価を高める物質が入っています!この物質が劣化します!

・レギュラーガソリンはナフサ+オクタン価を高める物質を加えています。(この混合物がガソリンを劣化させるもとになります!)

・太平洋戦争中に、日本の陸海軍の戦闘機がオクタン価が足りずに、所与の成果を発揮できなかったのですが、終戦後に、アメリカ製のハイオクタンのガソリンを使用した際に、所与の成果以上の速度等が発揮できたのは、有名な逸話です!

・上記から分かるように、ホワイトガソリンは通常、機械の洗浄やストーブやランタンなどの燃料として使用するので、オクタン価を高める物質を混合させる必要はありません。

*要するに、ホワイトガソリンは内燃機関等に燃料として使用するケースがないので、オクタン価を高める必要がないのです!

・しかし、レギュラーガソリン(赤ガス)に比べると、需要量がないので、価格はレギュラーガソリン(赤ガス)に比較して高めになります。

*ホワイトガソリン18リットルが6,000円程度ですので1リットルあたり、概ね333円程度です。

*レギュラーガソリン(赤ガス)は1リットルあたり、概ね140円です。

*ホワイトガソリンは約2.4倍の価格となります。

・本来、劣化する性質を持っているレギュラーガソリン(赤ガス)は、自動車やバイクに使用しているのですが、一般的にはレギュラーガソリン(赤ガス)が劣化する前に、燃焼してしまい燃料タンク内やキャブレター(ジェット)等にドロドロの状態で付着しないので、レギュラーガソリン(赤ガス)の劣化(腐る)は、問題になりません。

*食料品などを劣化する前にたべ食べてしまう(消費してしまう)ことと同じ意味です!

ガソリンの消費期限!毎年9ヶ月保管しています。保管方法によっては、劣化する場合があります。

・自動車やバイクや道路工事に使用している発電機のように毎日、または、毎日に近似している状況で、エンジンなどを稼働させていれば、レギュラーガソリン(赤ガス)の流動性は失われないのですが、レギュラーガソリン(赤ガス)の保管や管理方法が適切でない場合は、流動性が失われ、次第にドロドロで粘着性の強い物質に変化していきます。

・この状態をレギュラーガソリン(赤ガス)の劣化、または、腐ると表現しています。

・要するに、劣化したレギュラーガソリン(赤ガス)を使用しないためには、劣化する前に使用(消費)(燃焼のことです!)してしまうか、または、適正な保管方法で劣化に至る期間を延長する以外に方法はありません。

・ガソリンストーブやガソリンランタンもレギュラーガソリン(赤ガス)が、タンク内やジェット(ジェネレーター)で、詰まるのも原理(理屈)は、全く同じです!

ガソリンの消費期限!毎年9ヶ月保管しています。大手メーカーは6ヶ月以内の消費を推奨しています!

・レギュラーガソリン(赤ガス)の性能劣化は、『劣化』と呼ぶべきでしょうが、一般に『腐る』という表現もされておりますので、両方併記します!

・次に、レギュラーガソリン(赤ガス)は、適正な状況下で保管・管理した場合、どの程度、保存できるかということですが、我が国最大手のJX日鉱日石は、下記のように公式サイトで回答しています。

・JXTGエネルギー株式会社(エネオス)(英文名称 JXTG Nippon Oil & Energy Corporation)公式サイトより引用

・URlはhttps://www.noe.jxtg-group.co.jp/faq/gasoline/です。

・以下、エネオスの公式サイトに記載されていた見解を記載します!『   』内が引用した文献です!

・『質問  燃料油(ガソリン/灯油/軽油/A重油)が劣化しない保管限度はどのくらいですか?

・回答  弊社では、燃料油に関して、品質保持期限(保証期間)を設けておりません。燃料油は光・保管温度・水分・空気との接触等により、品質に影響を受け、お客様の保管状態によって、この影響が異なるためです。

一般的には気温の変化が少ない冷暗所の保管であれば、ガソリン・灯油・軽油は半年程度、A重油は3カ月程度使用に関して問題ないものと思われます。

・ただし、購入から上記期間内の品質を保証するものではありませんので、早めの使用(入れ替え)を推奨します。』

・次に、『災害などに備えて燃料を備蓄される皆様へ 』というタイトルで、2016 年 7 月 石 油 連 盟が発信した文書があります。

・URLは https://www.paj.gr.jp/paj_info/20160222.pdf です。

・下記『   』部分が、引用文です!

・『災害などに備えた燃料の備蓄に際してご注意いただきたい点

①石油製品は経時品質変化が起こる製品です。燃料の品質変化を防ぐために、直射日光の 当たらない、涼しい場所に、水分等の異物が混入しないよう密閉して保管してください。

【灯油・軽油※1】 ②-1 直射日光を避け、涼しい場所に密閉して保存した場合であっても、保存開始後 6 か月を目安として使用してください。この使用推奨期間を超えて保存した場合、 酸化が進み、場合によっては燃焼不良などの不具合を引き起こすおそれがあります。』

・レギュラーガソリン(赤ガス)の劣化防止のキーワードは、『直射日光を避ける!涼しい場所!密閉容器(ガソリン携行缶)に保存!』の3つです!

ガソリンの消費期限!毎年9ヶ月保管しています。除雪機は、最終使用日(概ね毎年2月下旬)から翌年の12月上旬の9ヶ月程度、バックヤードに収納したままです!

・年度によって異なるので一概には、言えないのですが概ね9ヶ月程度は、除雪機は使用していません。

ガソリンの消費期限!毎年9ヶ月保管しています。9ヶ月以上、保管・管理する場合にはレギュラーガソリン劣化防止剤!

・通常、レギュラーガソリン(赤ガス)は自動車やバイク、除雪機、発電機等の内燃機関に使用します!

・ロビンは、通常、除雪機等の燃料タンク内に放置しているレギュラーガソリン(赤ガス)を除いて、半年程度保管・管理していたレギュラーガソリン(赤ガス)を、バイクや発電機等諸々のエンジンに注入して、全て燃やして(燃焼して)しまいます。

・要するに、最大でも、レギュラーガソリン(赤ガス)は9ヶ月程度保存しますが、手元にあって超長期期間の保管になりそうなガソリンは、先入先出法、または災害時の食品等のローリングストック法等で、普段使いのガソリンの代用になるものは、燃やして(燃焼させて)しまいます。

・しかし、例外的に、9ヶ月超の超長期間の使用期限になりそうなガソリン(バッテリーは外し、内燃機関等の再起動が明らかに1年超になりそうなケースです。)は、以下のレギュラーガソリン(赤ガス)劣化防止剤を、ガソリンの購入時に使用しています!

・ガソリンの超長期の保管になる場合は、超長期に至ってから、ガソリン劣化防止剤を入れるのではなく、購入時に入れるものです!

・今回、購入したガソリン劣化防止剤は以前から、この類の商品は販売されておりました。

・下記の画像が、今回購入したガソリン劣化防止剤です!

・ただし、以前購入したガソリン劣化防止剤は、現在販売されておらず、今回は、代替商品を購入しました!

・商品の内容をみると、以前購入したモノと同様と思えるので、9ヶ月超、レギュラーガソリン(赤ガス)を保存・保管する場合には、レギュラーガソリン(赤ガス)の購入時に、この商品を添加することにします!

ガソリンの消費期限!毎年9ヶ月保管しています。フューエルスタビライザーの取扱説明書を記載します!

『   』が引用文です!

『FUELSTABILIZER&PRESERVATIVE

           燃料保存安定剤
取り扱い説明書

燃料タンク内の燃料は、攪拌されることなく放置されたままでは2か月ほどで酸化しはじめ、いずれはニス状に変質してしまいます。

これがフェールラインや気化器の目詰まりを引き起こし、タンク内にサビを発生させる原因の一つとなります。

この燃料保存安定剤は、配合されている特殊なスタビライザー成分により、燃料の変質とラインやタンク内のサどの発生を防止します。

さらに洗浄成分EPAにより、ラインやキャブ,インジェクターなど燃料系に付着した汚れなどを洗い流す効果もあります。

また、水抜き効果により残留水分を除去し燃料系統のサビを防止します。

2サイクル、4サイクル、ロータリー、オイル混合含む全てのガソリンエンジンに使用できます。

使用法

横向きの小さい方のキャップを使用します。

容器を軽く手に持ち挟み込むように力を加えると、安定剤が上側の計量容器に流れ込みますので上の線を目安に計量します。

10リットルの燃料に計量容器1杯の割合で給油口より添加します。(例、30リットルの燃料に添加する場合は3杯)給油前に必要量を添加し、その後給油するとよく攪拌されます。

添加後は、燃料ライン等にある安定剤を含んでいない燃料を使い切るまで走行、あるいはアイドリングさせてください。

残った安定剤は、しっかりとキャップをして冷暗所に保存してください。

気化器等のコンディションを良好に維持するため、常に添加をおすすめします。

しばらく動かさないエンジンのタンクは、安定剤を添加した燃料で満タンにした状態が望ましいです。』

*要するに、取扱説明書では、長期保存をする場合は、燃料タンク内(あるいは燃料ライン)に残留しているレギュラーガソリン(赤ガス)を全て走行等により燃焼(アイドリングを含む)させ、フューエルスタビライザーを含まないレギュラーガソリン(赤ガス)は残量ゼロにして、フューエルスタビライザーを加えたレギュラーガソリン(赤ガス)のみで、保存・保管すべき旨を記載しています!

『注意事項

・直射日光を避け、お子様の手の届かない所に保管すること。

・絶対に飲まないこと、命に係わります。

・火気に注意し換気の良い所で作業すること。

第4類第2石油類  危険等級Ⅱ 火器厳禁』

下記は、アウトドアで使う燃料の特徴、使用法、保存期限、まとめ記事!です。ご覧ください。