燃料用アルコール

液体燃料の中でも、容易に入手でき、保管などに特別の方法が不要であることなどから、人気の高い液体燃料です。

また、コーヒーを淹れてくれるお店などでは、アルコールストーブを使用しているところもあるので、身近にあるストーブの燃料となっています。

燃料用アルコールはドラッグストアやホームセンターで購入でき、身分証明書などは不要ですが、若干、注意を要する点があります。

記事の中に、ポイントを記載しましたので、閲覧ください。

燃料用アルコール(メチルアルコール)の使い方と保管!注意点!

燃料用アルコールは、アルコールランプ(アルコールバーナー)を使用する時に燃料とするほかは、ガソリンストーブや灯油ストーブの「予熱(よねつ)」に使用することがほとんどだと思います。

この燃料用アルコールは名前こそ「アルコール」と付いていますが、日常、飲用する「お酒」の中に入っている「アルコール」とは全く別モノです!!

お酒に入っているアルコールは「エチルアルコール」です。

燃料用アルコールの主成分はメチルアルコールから形成されていて、絶対に飲用不可です!

*メチルアルコールは体内に入ると様々な健康障害を起こします。その代表的な症例が「失明」です。

*メチルアルコールは『覚えにくいので目(メ)散る(チル)」と語呂(ゴロ)合わせで覚えておくと忘れないです。

小学校の時に理科の先生から教えてもらいました。

だからといって、必要以上に怖がることはありません。容器等に記載されている注意事項をよく読んで正しく使用すればOKです!!

燃料用アルコール(メチルアルコール)の使い方と保管!燃料用アルコールの用途

1. アルコールストーブ(バーナー)の燃料として使用する場合

(1). アウトドアで使用するアルコールバーナーには有名な「トランギア」のアルコールバーナーや、エバニュ―のチタンアルコールストーブがあります。

上記のような自然燃焼タイプと気化時の圧力を利用した噴射タイプのモノがありました。

有名なモノは「パイトーチ」・「ラジウスのアルコールバーナー」等です。

今は市場に流通していません!

(2). また、ロビンも時々使用しますがMade in Japan の「アルポット」も大変人気のある商品です。

この商品は大変扱いやすく、老若男女誰でも簡単に使用できます。

防風性能も抜群です!!

また、壊そうとしなければ壊れないです!!(消耗品は別としてです。)

・ロビンは、ガソリンストーブや灯油(ケロシン)ストーブの予熱の際に、予熱(プレヒート)時間を増加させるためにガソリンストーブや灯油(ケロシン)ストーブの予熱皿にグラスウールを下敷きにして、プレヒート時間を増加させました!

下記リンクをクリックすると、記事が開きます。

グラスウール耐熱温度770度!予熱皿に敷くと予熱時間が倍増します

(3). 上記のアルコールストーブは構造が単純ですので、無理に壊そうと思わなければ壊れない・メンテナンスは殆ど不要というメリットがある半面、モノによっては火力調整が不十分等があります。

(4). 上記のストーブに使用する場合は小さいボトルに入れて行き、現地に着いてから、燃料を注入して下さい。

2. アルコールストーブ(バーナー)の予熱(よねつ)に使用する場合

(1). ガソリンストーブや灯油ストーブの予熱については、アルコールを使用しないで主燃料でそのまま予熱・ガスライターで炙る等、ありとあらゆる方法があるのですが、ロビンはバーナーヘッドが汚れるのが嫌等の理由で専ら「燃料用アルコール」を使用しています。

(2). 予熱皿への注入器具

燃料用アルコールと注入器具

ガソリンストーブや灯油ストーブを使用する現地まで500mLの容器で持って行くのは重いし、そんなに量は不要ですので小さなボトルを買ってきて小分けして現地まで持参します。

そして現地では、下の画像の様なモノに入れ替えて予熱皿等に注入すると「狙い」が定まり・かつ・必要量だけ注入できます。

ロビンは両方とも100均ショップで購入しました。いつ購入したのか分からないくらい頑丈に使用できています!

ピンクのモノは女性の香水を瓶に移し替えて小分けするコーナーに、黄色のペリカンのくちばしの様な先が付いた容器は、調味料の容器のコーナーに置いてあります。

ピンクの方の注入器は、先が「細い針」のようになっていますので、取り扱いは十分注意して下さい。

透明なオイル挿し器の先の黄色のペリカンのくちばしの様な先に付いているのは、蒸発防止用の「鉛筆の芯にかぶせるキャップ」です。

500MLのボトルに黄色の部分の差し口を付けることも可能ですが、重いから止めた方が良いです!

上記の注入器具でアルコール燃料の保管は無理です。注入時のみ使用しています!

(3). この燃料用アルコールは引火しやすいのでストーブやランタンに着火する際は、「火元」から、燃料用アルコールを十分離した位置に置くことは当然です。

(4). コーヒーのサイフォンに、使用しているのも燃料用アルコールです。今は理科の実験は「ガスバーナー全盛時代」ですが、ロビンの時代は「アルコールランプ(バーナー)」でした。

燃料用アルコール(メチルアルコール)の使い方と保管!燃料用アルコールの保管方法

封を切った後は、使用後は(揮発性を有するため)密栓し、火気を避け、直射日光の当たらない涼しく換気の良い所に保管します。

使用期限について、あるメーカーに電話して直接聞いたところ「3年」とのことでした!!

*理由はわかりません!

ロビンは5年以上のモノも全然問題なく使用しています!(ただしキャップをシッカリ閉めないと蒸発してしまうので、その対策は留意する点です。)

下記は、アウトドアで使う燃料の特徴、使用法、保存期限、まとめ記事!です。ご覧ください。

ガソリンストーブやケロシンストーブの予熱。アルコールストーブの燃料