2021年9月14日の午後8時30分ごろに、Page Speed Insightで計測した速度が、モバイルは、52⇒98。パソコンは65⇒98になりました。
サイトの速度が低下した時に、下記の作業(当日の作業自体は、概ね10分~15分程度)を行なえば、改善する場合があります。
今回は、サイトの速度低下の原因が、グーグルアドセンスにあったために、グーグルアドセンスのスクリプト他を修正しました。
サイト(ブログ)の速度低下の原因をグーグルアドセンスと特定したのは、グーグルアドセンス(広告)を停止した際に、パソコンやスマートフォン(携帯電話)の速度が、向上したからです。
この記事では、下記の項目を修正しました。
1.画像ロゴの削除(PNG形式)
2.Search RegexrとCrayon Syntax Highlighterの停止(無効化)
3.グーグルアドセンスのスクリプトの一部削除
4.遅延読み込み(Lazy Load)の実施。
4つを実施しました。
なお、サイト(ブログ)の前提条件は、下記のとおりです。
レンタルサーバー=Xサーバー(X10)
ブログの形式=wordpress
ブログのテーマ=賢威7.1 クール版バージョン: 7.1.0.9。作者: 株式会社ウェブライダーです。
回線の速度は、ダウンロードが81.04MBps。アップロードが97.67MBpsでした。
記事は、概ね400記事です。
画像は600ピクセル(最大幅)に抑えています。また画像形式はJPEGです。画像の枚数ですが、1つの記事に、多い時は10枚くらい入れる時もあります。
記事の内容によって、ケースバイケースです。
上記を踏まえて、今回は、サイト(ブログ)の読み込み時間を短くするために、行った事項を記事化します。
サイトの速度低下対策。体感速度は大切です
サイト(ブログ)の読者は、Page Speed Insightなどは使用していません。サイト(ブログ)の読者は、体感して開くことが遅いサイトは、サイト(ブログ)を開かずに離れていきます。
サイト(ブログ)は、さまざまな原因によって重くなります。このため、サイト(ブログ)の速度が低下することがあります。サイト(ブログ)の速度低下は、SEOの低下やブログの読者の減少につながるケースがあります。
自分のサイト(ブログ)の速度低下を計測する方法は、沢山ありますが、最も手っ取り早いのは、ヤフーなどにアクセスする時間と、自分のサイト(ブログ)のアクセス時間(体感時間)を比較対照してみることです。
ヤフーや大手のサイトなどから自分のサイト(ブログ)へアクセスして、いつまでも、クルクル時計が表示されて、自分のサイト(ブログ)が表示されないケースは要注意です。
ここで、大手のサイトと言ったのは、大手のサイトは基本的に、ITエンジニアの手によって、高速化の仕組みがセッティングされているからです。
例えば、大手の通販サイトアマゾンです。URLは、https://www.amazon.co.jp/です。
この会社は、自社の広告塔であるサイトの鈍足化は、死活問題になります。
体感速度が鈍化していると思った場合は、Page Speed Insightなどで、詳細にチェックしてください。
要するに、アマゾンへは一瞬でアクセスできたのに、自分のサイト(ブログ)へのアクセスは、クルクル時計が回ったままという時は、Page Speed Insightなどで、詳細にチェックしてくださいという意味です。
グーグルは速度が速すぎて、比較対照になりません。
この体感時間は、大まか(感じた速度)でOKです。
サイトの速度低下対策。改善後のスコアはモバイル98点パソコン98点
サイトの速度低下認識は、パソコン上での自分のサイト(ブログ)へのアクセス時間が過大になったことに気がついて、速度低下対策を行うことになりました。
下記の画像のように対策前は、モバイルは52。パソコンは65です。
このモバイルは52。パソコンは65ですが、画像ロゴを削除した後の数値ですので、画像ロゴを削除する前の数値は、もっとひどい数値でした。(数値自体は失念して思い出せません。)
多分、モバイルは40代。パソコンは50代だったと思います。(うろ覚えです。)
根拠のある数値は、モバイルは52。パソコンは65からスタートで、2日前の、ほぼ同じ時刻です。
↓
サイトの速度低下対策。1.画像ロゴの削除(PNG)
まず、wordpressのダッシュボードの、賢威の設定(サイト内共通)の、修正設定を行います。
下記の画像のように、設定してあった画像を消去します。
画像ロゴの削除(PNG)を削除し、空欄にすることで、サイト(ブログ)は若干、軽くなりました。
なお、画像ロゴの削除とは別に、画像のサイズが大きい場合や画像量がサイト(ブログ)の速度低下の主な原因になっている場合は、画像のサイズ変更などのプラグインのインストールや、function.PHPなどへの書き込みが必要です。
サイトの速度低下対策。2.不要不急なプラグインの無効化
次に、下記の、2本のプラグインを削除。停止(無効化)しました。
Crayon Syntax Highlighterは、削除しました。
Search Regexrの無効化(このプラグインは、インストールしたままですが、仕様の都度、有効化します。)
これで、使っていないプラグインは、無効化したので、現在有効化して使用しているプラグインは8本となります。
サイトの速度低下対策。3.グーグルアドセンスのスクリプトの一部削除
当サイト(ブログ)では、header.php(1本)とquick adsense(4本)にグーグルアドセンス広告を貼っています。
サイトの速度低下対策。テーマヘッダーの、グーグルアドセンス<script>から</script>までを削除します。
1つ目。賢威7.1 クール版: テーマヘッダー (header.php)の133行目の、グーグルアドセンス<script>から</script>までを削除します。
また、画像ロゴの削除に伴って、タイトル直下広告は、位置を少々下げて、最下段の<!--▲サイトヘッダー-->の直前に移動しました。
この後、グーグルアドセンスに、<br><br>を2個付加して、
<!-- タイトル直下広告1 -->
<ins class="adsbygoogle"
style="display:block"
data-ad-client="ca-pub-1234567890"
data-ad-slot="1234567890"
data-ad-format="auto"
data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script>
</div>
</form>
<!--▲サイトヘッダー-->の直前に移動しました。
サイトの速度低下対策。クイックアドセンスの、グーグルアドセンス<script>から</script>までを削除します。
2つ目。クイックアドセンスに記載している、下記のグーグルアドセンス<script>から</script>までを削除します。
- <script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script>
または、
- <script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-12345678901"
- crossorigin="anonymous"></script>
です。
サイトの速度低下対策。忘れがちなテーマヘッダー (header.php)の、グーグルアドセンス<script>から</script>までを削除します。
3つ目。忘れがちになってしまうのが、グーグルアドセンスの申請時(審査用)の下記のコードです。
このコードは不要ですので、忘れずに削除します。
- <script async src=”//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js”></script>
- <script>
- (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({
- google_ad_client: “xx-xxx-xxxxxxxxxxxxxxxx”,
- enable_page_level_ads: true
- });
- </script>
サイトの速度低下対策。4.遅延読み込み(Lazy Load)
下記のコードを、</body>直前の部分に設置します。
賢威7では、下記の画像のように、コードをダッシュボードの、賢威の設定⇒</body>直前に挿入するコード記入欄に設定します。
このコードを埋め込まないと、サイト(ブログ)を開いた際に、下へスクロールしないと見えない部分の画像まで、すべて読み込んでしまいます。
要するに、不要な部分まで、読み込んでいるわけです。
今後、回線などが大容量になれば、遅延読み込み(Lazy Load)は不要になってくるのでしょうが、現時点ではサイト(ブログ)の速度低下の原因になっていますので、遅延読み込み(Lazy Load)を実施します。
遅延読み込み(Lazy Load)を行うことにより、サイト(ブログ)のページの表示速度を向上させます。
- <script>
- //<![CDATA[
- //lazy load ads
- var lazyloadads = false;
- window.addEventListener("scroll", function() {
- if ((document.documentElement.scrollTop != 0 && lazyloadads === false) || (document.body.scrollTop != 0 && lazyloadads === false)) {
- (function() {
- var ad = document.createElement('script');
- ad.type = 'text/javascript';
- ad.async = true;
- ad.src = 'https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js';
- var sc = document.getElementsByTagName('script')[0];
- sc.parentNode.insertBefore(ad, sc);
- })();
- lazyloadads = true;
- }
- }, true)
- //]]>
- </script>
サイトの速度低下対策。PageSpeed Insights(PSI)
Googleは、PageSpeed Insights API(PSI)について、下記のように記載しています。
1つの目安(ガイドライン)になると思います。
URLは、https://developers.google.com/speed/docs/insights/v5/aboutです。
「パフォーマンス スコア」PSI のレポートの上部には、そのページのパフォーマンスを要約するスコアが表示されます。このスコアは、Lighthouse を実行してページに関するラボデータを収集、分析することで決定されます。スコアが 90 以上であれば速い、50~90 であれば平均的と見なされます。50 未満は遅いと見なされます。
サイトの速度低下対策。未着手項目の後回し
今回、解消した下記の項目以外の項目については、サイト(ブログ)の速度低下が顕著になった段階で対応します。
1.画像ロゴの削除(PNG形式)
2.Search RegexrとCrayon Syntax Highlighterの停止(無効化)
3.グーグルアドセンスのスクリプトの一部削除
4.遅延読み込み(Lazy Load)の実施。
2022年9月14日現在。Page Speed Insightのパフォーマンス
2022年9月14日現在のPage Speed Insightで計測したパフォーマンスは、スマートフォン98。パソコン100をキープしています。