ケロシンストーブ、ガソリンストーブの使い方について、特に予熱(プレヒート)と防風対策に焦点をあてて記事化します。

前提条件としてケロシンストーブやガソリンストーブは、完璧に、メンテナンス、ポンピングを完了していること。またはポンピングはすることとします。

燃焼とは、熱と光の発生を伴う、急激な酸化反応のことです。

この「熱と光の発生」の部分のうち、熱の部分をストーブやクッカー(バーナー)の熱源に、光の部分をランタンやランプの光源に利用しています。

燃焼には、3つの要素が必要です。その3つの要素とは、『可燃物(ケロシンやガソリンなど)』、『酸素』、『熱』です。

これを、『燃焼の3要素』といいます。この3要素のどれか1つでも欠ければ、燃焼は起こりません。要するに、この3つが完全に揃えばブルーフレーム(青い炎)になります。

また逆に考えると、赤火にする場合、消火する場合は、上記の3要素が1つでも揃わない場合ということになります。

上記の作業ポンピングを通して、燃焼に必要な3つの要素のうち、可燃物(ケロシンやガソリン)、酸素は完璧になることを意味しています。あとは、熱だけです。

今回は、熱=点火源=プレヒートについて記事化します。

この条件を踏まえた場合は、予熱(プレヒート)と防風対策の2点をシッカリ行えば、ケロシンストーブやガソリンストーブの燃焼は絶対に完璧なブルーフレーム(青い炎)になります。

今回の記事は、侮ってはいけない。シッカリとした予熱。そしてシッカリとした防風対策について記事化します。


ケロシンストーブ、ガソリンストーブ。予熱(プレヒート)と防風対策

今回の記事の結論は、予熱と防風対策をシッカリ行えば、必ず、ケロシンストーブ、ガソリンストーブはブルーフレームになります。

メンテナンスの記事は、沢山、当サイトで投稿しておりますので、当サイトの検索欄で検索してください。

予熱や防風対策をシッカリ行えば、パワーソースが小さいストーブであっても、発生する熱を効率的に活用することができます。

OPTIMUS123が小さいボディながらも、ガソリンストーブとして、多くの方に支持される理由の1つは、類い稀(たぐいまれ)な簡単な予熱や、ゴトク自体が防風対策を兼ねている秀逸な、設計思想にあると言っても過言ではありません。

ケロシンストーブ、ガソリンストーブ。予熱(プレヒート)の意味

どのようなガソリンストーブやケロシンストーブ(灯油バーナー)でも予熱(プレヒート)は、必ず、行います。

コールマンのガソリンストーブは、予熱がないではないかという疑問が出てきますが、ブルーフレーム(青い炎)に移行してから点火レバーをシフトしますので、あの時間帯を指して予熱と言えなくもないと思います。

ただし、今回の記事は、完全に予熱皿に燃料用アルコールなどの予熱材を満々と注ぎ、かつ、アルミ板などの防風板等を使用して、風をシャットダウンする中で、どれほど予熱や防風対策が必要かということについて、記事をアップロードします。

シッカリした予熱とは、燃料用アルコールの炎が直立に燃え、かつ、シッカリバーナーヘッド周辺を暖めることを指します。

したがって、風等により燃料用アルコールの炎が左右に揺れたりしている場合は、シッカリした予熱とはなっていません。

この場合は、燃料用アルコールを何杯もお代わりして、沢山の燃料用アルコールの消費はするのですが、肝心要のバーナーヘッド周辺の予熱にはなっていません。

あるべき姿の予熱を行うには、予熱よりも、防風対策の方が先です。

ケロシンストーブ、ガソリンストーブ。予熱(プレヒート)と防風対策

予熱の前に行うことは、まず最初にアルミ板などを使用して、ケロシンストーブやガソリンストーブなどの周囲をシッカリ囲むこと。

もちろん、アルミ板などがなければブロック、レンガ、それもなければ、河川敷の石ころ等でOKです。

引火しない、かつ、燃えないものであれば何でもOKです!

防風対策は、必ず、ケロシンストーブやガソリンストーブのバーナー部分より高く、シッカリ周囲を覆うことです。

極論ですが、このディフェンスによって無風状態が構築されます。

次に、2番目に、シッカリとした予熱を行っていきます。

くどいようですが、順番は、守ってください。

一旦、ブルーフレームになれば、強火でも、弱火でも完璧なブルーフレームになります。

ケロシンストーブ、ガソリンストーブ使い方。防風対策の意味

言いたかったことは、燃料用アルコールの無駄遣いの件ではないのです。

一生懸命、燃料用アルコールを費やして、せっかく、バーナーヘッドに点火したのは良いけれど、なかなかブルーフレームにならない。

原因は、燃料用アルコールを使用したプレヒートが、バーナーヘッドを暖めていないのです。

必ず、燃料用アルコールの燃焼した炎が、バーナーヘッドを包むようにプレヒートが行われること。そのためには、燃料用アルコールを使用した炎がユラユラ揺れないこと。防風対策が決め手です!

ケロシンストーブ、ガソリンストーブ。防風対策の1例

防風対策の中で、簡単にできるのは、ウィンドスクリーンやウィンドシールドなどです。

ヒトそれぞれですが、お気に入りのウィンドスクリーンをおすすめします。

下記にリンクを貼りました。

少々重く、かつ、かさばりますが耐風性はピカイチです!

最強の耐風性を持つ風防!EPI-A6502ウィンドスクリーン!

完璧なブルーフレームは、キャンプ飯を更においしくします。

赤火の混じった、燃焼は、いつまでたっても、おいしいアウトドア料理ができません。

おいしいキャンプ料理を作るためには、プレヒートと防風対策をシッカリ行うことがポイントです。

ケロシンストーブ、ガソリンストーブ。プレヒートと防風対策

予熱(プレヒート)の重要性については、下記リンクにて記事化しています。

ホエーブス625の着火の手順!予熱・点火・消火の方法。
下記リンクは、手順をシッカリ守って、ホエーブス625をブルーフレームにする過程を記事化しています。

グラスウール耐熱温度770度!予熱皿に敷くと予熱時間が倍増します。
下記リンクは、耐熱ウールを使用し、燃料用アルコールを多めに注入して、予熱時間(プレヒート)を倍増するプロセスを記事化しました。

ケロシンストーブをブルーフレームにするには予熱が最重要。
下記リンクは、ケロシンストーブをブルーフレーム化する基礎を記事化しました。