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過日、ケロシンストーブやガソリンストーブのバーナーヘッドの洗浄について記載しましたが、今回は、もう少し強力なバーナーヘッドの汚れである煤やタールを除去するメンテナンスについて記載します。

過日の記事と異なっている部分は、過日が洗浄(ウォッシュ)に対し、今回は、除去(クリーニング)です。

極論ですが、前回の漬け置き等で取り切れなかった汚れを化学薬品で根こそぎ、除去してしまうということです。

過日と今回のどちらが良いとか悪いとか言うことではなく、ケースバイケースで方法を取捨選択すればOKです。

バーナーヘッドを長期間使用するために、メンテナンス等を行いました。

*上手にメンテナンス等を行えば、場合によってはオーナーよりも長生きするかもしれません!

ケロシンストーブ,バーナーヘッドのタールや煤を除去する!

今回はストーブ(灯油)バーナーヘッドのメンテナンス(クリーニング)について紹介します!

前回の記事の洗浄とは異なりパーツクリーナーを使用して、ストーブ等のバーナーヘッドの煤やタールを除去します!

ストーブのバーナーヘッドのメンテナンスに十分な時間がない時・簡易なメンテナンスで十分な時は、今回の記事を参考に行ってみてください。

ビンテージモノのストーブ・既に市場に流通しなくなったストーブは、『大事なモノ』ですからいつまで経っても使用できるように、保守・メンテナンスをしておきましょう!

また非常に細い穴を経由して、メンテナンスを行う場合や、ニップルの掃除を行う場合に備えて、極細のピアノ線や鋼線は必ず用意しておきましょう!!

1. バーナーヘッドのメンテナンス(クリーニング)に事前に準備するモノ

古くなった歯ブラシ・100均ショップで買ったコップ洗浄用ブラシ・同じく100均ショップで買った細めの洗浄用ブラシを用意します。

さらに下の画像の様にDIYセンターで買ったパーツ・クリーナーとヤマハのスーパーキャブレター・クリーナーを用意します!

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ケロシンストーブ,バーナーヘッドのタールや煤を除去する!バーナーヘッドのメンテナンス(クリーニング)方法

1. 下の画像からわかるようにバーナーーヘッドの中に2本の穴が開いています。この2本の穴は灯油が熱せられてバーナーの中に吸い込まれていく最初の管の入り口の穴です。

*熱せられた灯油は再度バーナーヘッドを駆け巡りニップルから噴き出て燃焼します!

この上記2本の穴にパーツ・クリーナーとヤマハのスーパーキャブレター・クリーナーを噴霧します。

次にその穴に、古歯ブラシ・大小様々なブラシを挿入して、下の画像の様に丁寧にブラッシングをしてあげます。
*あまり力を入れすぎないように!内部にギコギコ(傷)段差を付けてはダメです!

ケロシンストーブ,バーナーヘッドのタールや煤を除去する!パーツ・クリーナーとヤマハのスーパーキャブレター・クリーナーの使用感

ロビンはブラシに着く汚れの色・ブラシの抵抗感に応じて使い分けしています。

最初は大きめのブラシを使用し、仕上げは小さめのブラシでクリーニングします!

ケロシンストーブ,バーナーヘッドのタールや煤を除去する!固着したバーナー・ネジ類を緩めるには!ワコーズのラスペネが有効です!

固着したネジ類を緩めるには、ワコーズのラスペネが有効です!

作業に入る前の1週間前くらいにタップリ、ラスペネを噴霧して、その後、丹念に作業当日まで何回もスプレーします。

固着したネジの深い奥の部分まで、ラスペネは浸透しネジが回るようになります。

他の潤滑剤とはその性能は各段に異なります!

固着の程度・予算に応じて使い分けてみてください!

あまり汚れが酷くないような場合はDIYのパーツ・クリーナーを使用して汚れを除去して、ブラシに着く汚れの量が多い時や抵抗感が強い時はヤマハのスーパーキャブレター・クリーナーを使用するようにしています。

このようにしておけば、バーナーヘッドはいつでも性能を維持してくれます!そしてアウトドア料理を美味しく作ってくれます!

ストーブやランタンのメンテナンスには0.2mmから0.3mmの鋼線は必要です!メンテナンスを行うモノのサイズに合致したピアノ線や鋼線を使用することが大事です!

*細いピアノ線は通販サイト、または手芸用品店で購入できます!