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ドイツのPELAM社から個人輸入し、我が家のアウトドア用のケロシンストーブになってから、各地のフィールドで活躍してくれたペトロマックスストーブ!

このストーブは廃盤商品になってから、かなり経過していますが、構造が簡単なことや火力が強いこともあって、愛着のあるケロシンストーブとなっています。

今回は、消耗するパーツとしてはメジャーな部位である逆流防止弁について、記事にしました。

逆流防止弁はパーツ本体ごと交換するか、また、バイトンゴムやスプリングなどを交換するかによってメンテナンス方法が異なります。

長く使用するためのメンテナンス記録です。

楽しみながら読んでいただければ幸いです。

ケロシンストーブペトロマックス!逆流防止弁の交換を行いました!

NRV(逆流防止弁)交換後は、ポンピング1回1回がビシッツ・ビシッツと決まる感じです!!

今日は正確にカウンターしていなかったのですが、多分ポンピング30回くらいで軽くマックスになったと思います。

革にオイルを十分に塗布して、革パッキンを若干広げるようにしてビシッ・ビシッて感じできまりました!

ペトロマックス・灯油ストーブはとても好きなストーブです。シンプルで、かつ、壊れない優秀なストーブです。

タンクの外側も角ばっていて、武骨な外形は頑丈無双なペトロマックス・灯油ストーブそのものを表しています。

その中の1台(多分総使用時間が300~400時間くらいです!)の給油口から少量、灯油がにじみ出ていましたので、古い逆流防止弁を新品の逆流防止弁に交換しました。

時間がなかったので逆流防止弁をマジマジと見たわけではないのですが、内部のゴムやスプリングにヘタリはなかったので、鉛ガスケットがヘタっていたのだと思います。

下の画像のように左の逆流防止弁の鉛のガスケットが右の新品の逆流防止弁に比べると少々ヘタっています。

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後日、鉛のガスケットを交換して再度使用できるように整備しますが、今日は、NRVごと交換してしまった方が早いのでパーツごと交換です!

ケロシンストーブペトロマックス!ジョイントパッキンの増し締め

なお、前のシーズンにペトロマックス・灯油ストーブのジョイントパッキンを純正品から、ebay等で購入したノンアスベストパッキンに変更しました。

そのノンアスベストパッキンの卓越した性能は、今年も維持されています。ただし、使用開始にあたって長期間使用していなかったので、ノンアスベストパッキンが収縮していたようです。

バーナー部分をレンチで増し締めしてあげると、タンク・バーナー部分の気密性が復元し、シッカリしたポンピングが可能となりました。

ケロシンストーブペトロマックス!灯油ストーブのテスト燃焼

逆流防止弁(non-return valve)の交換を行いジョイントパッキンの増し締めを行うという簡単なメンテナンス作業(10分程度)を行い、軽いテスト燃焼を行いました。

ステンレスのゴッツイやかんに水を2.0リットルほど入れて沸かしました。

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水道の水2.0リットルが沸騰するまで約10分ほど要しました。

五徳の下部分も軽く真っ赤になっていましたので調子は上々です!!

今日はこの程度で完了です。後日、本燃焼にシフトして火力を数段上昇させて、美味しいアウトドア料理をバンバン作っていきます!

追記ですが、アウトドア料理でオリーブオイルがついてしまい、ペトロマックスがベトベトの『べトロマックス』になってしまいました!

今度の休日にでも磨くつもりです!

屋外では、ペトロマックスストーブは風に弱いので「風防」は必須です!

ケロシンストーブペトロマックス!逆流防止弁の分解メンテナンス!交換時期の見極め

逆流防止弁の分解メンテナンスの際に気になるのは、交換時期の見極めです。

交換時期については、ヒトそれぞれで早目に行う方や、ペンペン草になるまで使用する方。様々です。

ロビンの場合は、基本的には下記のとおり行っています。

ランタンやストーブの逆流防止弁(NRV)を長期間使用していると、いくらポンピングをしてもスカッ・スカッと空振りに近い状況が出現してきます。

まず最初に疑うのはポンプの革(ゴムのケースもあります)が損耗していないか、損耗していなくても収縮しているか否かを確認します。

次にランタンやストーブの注油口やエアー抜きバルブ・ニップル等がきちんと適正な固さで締められているか否かを確認します。

上記の諸点に異常がないのにも関わらず、ポンピングしても、タンク内に適正な圧力が得られない。

さらにポンプロッドの根元(注油口)から灯油(ガソリンのケースもあります)が滲みだしている。

このような場合は、ほぼ逆流防止弁(NRV)が損耗してると考えて良いです!

ケロシンストーブペトロマックス!逆流防止弁(NRV)の役目

ランタンやストーブの逆流防止弁(NRV)の役目はタンク内に適正な空気を送り込みます。

そして、その送り込んだ空気がタンク内に留まって、外部に逆流しないようにするための役目を担っています!

この逆流防止弁はポンプの先端に装着されていたり、タンク内に装着されていたりとタイプは種々あります。

基本的には普段は人の目に触れないところで、ただひたすら空気を送り込むという地味な機能をこなしています。

人間の肝臓と同じ様に、ただひたすら黙々と稼働するのですが、機能しない場合はランタンやストーブに致命的なダメージを与えます!

ケロシンストーブペトロマックス!逆流防止弁の外し方

今回は下の画像のようにペトロマックス・灯油ストーブの純正のNRVレンチを使用して、タンク内の奥底にある逆流防止弁(NRV)を外します。

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次に外した逆流防止弁(NRV)を分解する前に目視点検をおこないます。

逆流防止弁(NRV)のヘッド部にある鉛のガスケットやVITON(バイトン)のガスケットに摩耗や損傷が発生していないか、否かを確認します。

上記に異常が発生していなければ、次は逆流防止弁(NRV)を分解します。

逆流防止弁(NRV)のヘッド部は逆流防止弁(NRV)の専用レンチを使用します。

また逆流防止弁(NRV)のボディはバイスプライヤー等で掴むとボディが傷付きやすいので、お尻にあるマイナス部分は、先端の厚さが薄いマイナスドライバーで押さえておいて、頭部の部分は逆流防止弁のレンチを噛ませます!

今日は、こんな方法もあります!ということで先端の厚さが薄いドライバーが入手できない場合用に、100均で買ったスチール製のヘラを使用して、お尻にあるマイナス部分を押さえてみました。

下の画像のようにスチール製のヘラと、逆流防止弁のレンチをガッチリと逆流防止弁に食い込ませます。

そして、スチール製のヘラは時計回りに、逆流防止弁のレンチを反時計回りに回転させます。
*そうすると簡単に逆流防止弁は分解できます!

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作業イメージとしては下の画像のような感じです。

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ケロシンストーブペトロマックス!逆流防止弁(NRV)内の消耗品の交換

上記の画像のように基本的には逆流防止弁(NRV)は4つのパーツから成り立っています。

ボディ・スプリング・VITON(ゴム)・逆流防止弁(NRV)の頭部(ヘッド)です。

この中で点検すべきはスプリングとVITON(ゴム)の2か所です。

この部分ですが通常はスプリングに金属疲労が起きるケースはあまり発生しません。

またスプリングに問題があっても、捨てる予定の小さいキーホルダー・ノック式ボールペン・玩具に入っている等のスプリングで代替できます。

したがって、ノック式のボールペン等のスプリングは、代替品として使用できる可能性がありますので、スプリングは処分せず、手元に保管しておいてください。

また大きなホームセンターでも購入することは可能です。

問題はVITON(バイトン)のゴムです。

これは純正のパーツを購入するか・代替品を通販で購入するか・自作するかの3択になります。

今回は純正品のパーツごと交換します。

ケロシンストーブは、下記のebayリンクから購入できます!