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上の画像は、ハインツの純正ニップルで、ブルーフレームにした時の画像です!シッカリ!メンテナンスを行えば、綺麗なブルーフレームになります!

気化ガスが多くてオレンジ色等の炎になってしまうニップル(ジェット)は論外ですが、欧州系の灯油(ケロシン)ストーブの中には、灯油(ケロシン)ストーブのニップルが異なったメーカーから販売されていました。

これはニップルのピッチが合えば、異なるメーカーのケロシンストーブであっても、正常に燃焼する考えのベースになります。

当然ですが、灯油を使用して、かつ、ブルーフレームになるニップル(ジェット)の場合は、ニップル(ジェット)の穴の大きさが大きい方が火力は旺盛になります。

*繰り返しますが、ニップル(ジェット)の穴が大きすぎるのは、論外です!

今回、テスト燃焼したのは、同じニップル(ジェット)でメーカーが異なった場合に、どれだけ火力の相違があるのかを少々実験してみました。

使用したニップルは、ハインツの純正ニップルと、ホエーブス625の灯油ニップル(Eタイプ)です!

結果として、ホエーブス625の灯油ニップル(Eタイプ)は火力無双となりましたが、これはホエーブス625の灯油ニップル(Eタイプ)の中古を使用したからかもしれません!

何はともあれ、テスト燃焼のプロセスを記載します。

*ホエーブス625はオーストリアで作られたガソリンまたはケロシンストーブです。

オーストリアとドイツ!紛争と融合を繰り返した国々のストーブのニップルテスト燃焼です!

ハインツストーブ(ケロシンストーブ)を2種類のニップルで火力比較テスト!

・ハインツ(ゲニオール)ストーブの火力調整メンテナンスを行いました。

・時宜に応じ、ロビンは、ハインツ(ゲニオール)ドイツ陸軍軍用ストーブの燃料に、ホワイトガソリン50%+灯油50%を使用しています。

・灯油オンリーの方がノリノリの時もあれば、ホワイトガソリン50%+灯油50%の時が良い時もあります!

・ハインツ(ゲニオール)ストーブを、ebay(ドイツ)のセラーさんから購入して以来、ニップル(ジェット)については、未整備のままだったのですが、今回新品のハインツ(ゲニオール)ストーブのニップル(ジェット)に交換しました。

ハインツストーブ(ケロシンストーブ)火力テスト!ホエーブス625の灯油ニップル(Eタイプ)と純正ニップルを使用

・上記のニップル(ジェット)メンテナンス作業に伴って、ホエーブス625の中古灯油ニップル(ジェット)(Eタイプです。)を使用して、燃焼状況をテストしました。

・ホエーブス625のニップルは灯油(E)用ですが、ガソリン(G)用になります。

*たぶん、OPTIMUS111のニップルについては、純正のニップル(ジェット)と同じ結果が得られたのではないかと思います!

ハインツストーブ(ケロシンストーブ)火力テスト!3つのニップルの穴の大きさを比較

・OPTIMUS111のニップルも併せてテストしようと思ったのですが、奥様の買い物に一緒に行くため、OPTIMUS111のニップルのテストは行えませんでした。

*たぶん、OPTIMUS111のニップルについては、純正のニップル(ジェット)と同じ結果が得られたのではないかと思います!

・上記の3つのニップルの口径(穴の大きさ)を比較するには、ゲージが必要ですがロビンはゲージを持っていないので、この3つのニップルを蛍光灯にかざしてみました。

・3つのニップルとはオプティマス111とハインツストーブとホエーブス625の灯油ニップル(Eタイプ)のことです!

・ロビン1人では心許ないので、妻と2人でニップルを蛍光灯にかざして、2人でダブルチェックしました。

・その結果、素人によるものなので誤差があるかもしれませんが、ハインツ(ゲニオール)ストーブのニップルとOPTIMUS111のニップルは、ほぼ同じ口径でした。

・またこれら2つに比べてホエーブス625のニップルは若干大き目でした。

*なお、新品のニップルでも多少大きさにズレがある場合がありますので、ロビンはこれらの比較はあくまでも『目安』と考えています。

*さらにOPTIMUS111のニップルでガソリン専用機のニップルも比較しましたが、このニップルは明らかに大きかったです!

ハインツストーブ(ケロシンストーブ)!ホエーブス625のニップルの使用時に最大火力を発揮!

・燃焼結果は、ホエーブス625のニップルの使用時に最大火力を発揮しました!純正ニップルの使用時より火力(火勢)は強かったです!

・下の画像は、ホエーブス625のニップルを使用した時の、五徳の焼け具合です。

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・上の画像から、ハインツ(ゲニオール)ストーブのごとくが真っ赤になっている状況が分かります。

*このテスト燃焼の結果が得られたので、OPTIMUS111(ガソリン専用機)のニップルテストは行いませんでした。

*要するに、ガソリン専用機のニップルを装着した場合は、明らかに火力がオーバースペックになり、ストーブ(バーナー)の各機関に負担を強いることになるからです。

・下の画像は、ハインツ(ゲニオール)ストーブの純正ニップルを装着してテスト燃焼を行った画像です。

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・上の画像を見ると、五徳は真っ赤になっていますが、ホエーブス625のニップルに比べるとやや控え目な、燃焼状況が確認できます。

・ホエーブス625のニップルを使用した時は、綺麗な真っ赤です!また、純正ニップルを使用した時は、若干真っ赤に黒色が入ったような色合いです!

・今回のテスト燃焼の結果、ハインツ(ゲニオール)ストーブの純正ニップル以外にも、ホエーブス625のニップル等が使用できることを確認しました!

ハインツストーブ(ケロシンストーブ)!ハインツのエンジニアが考案した純正ニップルにはハインツの味を引き出すポテンシャルがある!

・ホエーブス625のニップル使用時の火力と純正ニップル使用時の火力の比較

・下記のテスト燃焼結果はバックヤードで行った、完全無風の状態でのテスト燃焼です。

・したがって、実際のフィールドでは風などの影響により、テスト燃焼時の『7掛け程度』になることもあるかと思います。

・ホエーブス625のニップルを使用した際は、ステンレス製のやかん(ケトル)に入れた1.8リットルの水が約4分20秒で沸騰しました。

・このヤカンで3回(合計5.4リットル)沸騰させたのですが、後半はジャスト4分でした。

・次にハインツ(ゲニオール)ストーブの純正ニップルを装着した際のデータです。

・ステンレス製のやかん(ケトル)に入れた1.8リットルの水が約4分20秒で沸騰しました。

・上記の五徳の焼け具合から考えて、もっと差があっても良いのかなと思いましたが、以下の2つの原因が影響しているのかもしれません。

1.純正ニップルのテスト燃焼は後半に行ったのでヤカンが、そもそも温まっていました。

2.純正ニップルのテスト燃焼時は、ストーブ(バーナー)が熱を持っていて、各部の熱伝導率がホエーブス625のニップルを使用した時よりも良好な状況でした。

ハインツストーブ(ケロシンストーブ)火力テスト!を踏まえて、純正ニップルを継続使用します。

・今回のテスト燃焼を踏まえて、純正ニップルを継続使用することにしました。

・純正ニップルを使用しても、所与の性能を得ることができたので、ストーブ(バーナー)の各部に、余分な負担をかけない純正ニップルを継続使用することにしました。

*ただし、今後、状況に応じて純正ニップル以外のニップルを使用することもあり得ます!

・純正ニップルはバリがあったので、ニップル内部の穴のクリーニングは丁寧に行いました。

・今回は、ニップルの互換性に併せて、燃焼状況のデータを確認することができたのは収穫でした!

・ハインツストーブのニードル調整については記述した記事はこちらです!

・OPTIMUS111・ハインツ・No12ストーブの共通スピンドルの記事はこちらです!

ケロシンストーブは、下記のebayリンクから購入できます!