ペトロマックスストーブ(改)等にパッキン+シールテープを装着!耐熱性と気密性の確保
・ノンアスベストパッキン+シールテープを使用して、相互の補完関係を増加させることとしました!
・国内・海外から調達したノンアスベストパッキンの寿命を更に増加させながら、灯油(ケロシンストーブ)ストーブ等を使用すること。
・また、今後のメンテナンス作業時の簡易化を想定して、ジョイント部にジョイントパッキン+シールテープを装着しました。
・過去実測した液状パッキン(ガスケット)の耐性や、実測した温度をもとに、市販のシールテープを購入し装着しました!
ペトロマックスストーブ(改)等にパッキン+シールテープを装着!購入したシールテープ
・下の画像は、今回ロビンが購入したシールテープです!
・シールテープについては、国内の各社が秀逸な製品を販売しています。
・次に記述するような、シールテープについてはほぼ同じ規格を持っていますので、下のような基準を満たすならば、どこの製品を購入しても同じ効果は発揮できると思います!
・例えばカクダイシールテープ、日本バルカーのシールテープ等です。
・今回、ロビンが購入したのは、ニチアス-ナフロン(R)シールテープで、以下の特性をもっています。
未焼成のフッ素樹脂を押出し機で押出し、圧延してテープ状にしたものです。
柔軟性に富んでいるため、複雑形状部のシールが簡単にでき、流体を汚染せず着脱も容易で、作業性にすぐれています。
ネジ継手に使用する場合は必ずテーパーネジにご使用ください。
テープ幅(mm) 13
テープ長さ(m) 15
テープ厚さ(mm) 0.1
用途 流体のネジ継手部 ボルト・ナット部のシール・小型バルブシステムのパッキン 仕様 手で切断可能
トラスコ品番 282-9967 色 ホワイト
使用温度範囲 -100~260℃
ペトロマックスストーブ(改)等にパッキン+シールテープを装着!留意事項全般。
・バーナーヘッドにシールテープ巻く際に留意した事項です!
・シールテープは必ずピーンと張って、バーナーヘッドに巻くことに留意しました!
・シールテープをタルタルにしてしまうと、バーナーヘッドに巻き付けたシールテープに歪みや、コブが発生してしまいます!
・シールテープを巻き付ける回数は、バーナーヘッドの形状等によって異なると思いますが、2回~4回巻けば十分、成果は得られると思います!
・巻き付ける回数が多すぎると、ライジングチューブ本体に挿入できなくなります!
ペトロマックスストーブ(改)等にパッキン+シールテープを装着!巻き付ける方向に留意しました!
・バーナーヘッドは、締め付ける際は時計回り(右回り)で行いますので、シールテープを巻く際も下の画像のように、時計回り(右回り)で行うことに留意しました。
*イメージは時計回り(右回り)で、下の円形状の矢印か、または、ひらがな(平仮名)の『の』を書くイメージでOKです!
ペトロマックスストーブ(改)等にパッキン+シールテープを装着!仕上げ!
・シールテープを巻き付け完了後は、バーナーヘッドよりシールテープの幅の方が大き目なので、はみ出した部分をカットします!
・この巻き付け完了後の、はみ出した部分のカットは以下の2つの目的があります!
1.はみ出し部分を切断して、余剰(はみ出し)部分がライジングチューブ等に混入しないようすること。
2.はみ出し部分を切断して、バーナーヘッドのネジ山を2~3列露出させ、ライジングチューブへの挿入(食い込み)をスムーズにさせること。
・カットの方法は、カッターナイフでバーナーヘッドよりネジの2列目あたりに(フェザータッチで)カッターナイフをあてます。
・その時に、カッターは動かさずに、バーナーヘッドをクルッと1回転させます!
・そうすると、シールテープにウッスラと線がつきますので、そこを剥がせばネジ山が見えてきて、そこの部分からバーナーヘッドに挿入できます。
*この時、絶対に行ってはいけないことは、カッターナイフの刃を思いっ切り立てて、バーナーヘッドのネジ山を傷つけてしまうことです。
・カッターナイフの刃は立てないでOKです。シールテープは、刃でなぞるだけで線がつき、そこから簡単に切断できます!
・被膜コードをニッパーで線をつけ、剥がすイメージです!
・次のように、テスト燃焼は行いました。
・各ストーブともに適正な加圧を行い、短時間でブルーフレームになること、燃料(灯油)のリーク(漏れ)がなかったこと、約15分間程度の試験(テスト燃焼)は完了しました!
・本格的な運用については未だ実施していません。今後、各ストーブをフィールドに持参し、性能を検証します。
・今回の作業では、ノンアスベストパッキン(ジョイントパッキン)+シールテープの両方を使用しています。
・ストーブやランタン等は基本的に、内部から外部に向かってのリーク(漏れ)しか発生しません。
・従って、液状パッキンでテストした結果を踏まえて、十分な耐熱性をもつシールテープを内部に施しました。(第1次パッキン(ガスケット))
・仮にこのパッキン(ガスケット)であるシールテープが何らかの原因で損耗しても、メインガスケットに400度の耐熱性をもつ、パッキン(ガスケット)(第2次パッキン(ガスケット))を装着しておけば、シールテープが損耗しても、そこでリーク(漏れ)が防止されること。
・更にジョインパッキンは、増し締め容量の使用量がほぼ皆無であるため、リーク(漏れ)が発生してもレンチによる増し締めだけでOKと考えた次第です。
・アクティブセーフティ(予防安全)も兼ねています!
・これによって、ジョイントパッキンの更なる耐用年数の延長を図りました!