No12ストーブの逆流防止弁パッキンを交換しました！

No12ストーブの逆流防止弁パッキンを交換しました！逆流防止弁の役目

逆流防止弁はストーブやランタンにとって、圧縮空気を燃料タンク内に送る大切な役目を担っています。

この逆流防止弁はNRV＝NON return valveとも言います。

NON return valve　の頭文字をとって、NRVと言います。

このNON return valve　が十分な役目を果たさないと、燃料タンク内に圧縮空気が送り込まれません。

したがって、適切な混合気にはならず、場合によっては、燃料タンク内の液体燃料が逆流して、燃料注油口から溢れてくるという状況になります。

今回は、No12ストーブの逆流防止弁のメンテナンス記事を記載します。

・ケロシンストーブ-No12ストーブ（イギリス軍ストーブ）のポンプシリンダー接続口から灯油漏れが発生していました！

・久々にローラーバーナー型のNo12ストーブを出して、野外に持参しようとしたところ、ポンプシリンダー接続口からジワジワと灯油漏れが発生していました。

・Sirent burner（サイレントバーナー）静音性を有するバーナーヘッドに対し、Roarer burner（ローラーバーナー）は、咆哮（ほうこう）を発する等の意味です！

・ロビンの所有するイギリス軍用-No12ストーブ（ケロシンストーブ）は、サイレントバーナー仕様とローラーバーナー仕様の2種類があります。

・今回は、ローラーバーナーのNo12ストーブのメンテナンスです。燃料タンクのキャップのゴムパッキンかなと思い、亀裂の有無等を目視点検したのですが、どうやらそこではなさそうです。

・残るはポンプシリンダー内部に装着された逆流防止弁が怪しそうです。

・早速、メンテナンスに移ります！

・下の画像は、ローラーバーナー仕様のNo12ストーブのポンプシリンダーからポンプロッドを取り外して、更に、燃料タンクからポンプシリンダーを抜き取っているところです。

・次に抜き取ったポンプシリンダー先端に装着されている逆流防止弁を取外します。

・下の画像が取り外した逆流防止弁（NRV)です。

・この逆流防止弁は真鍮製です。

・逆流防止弁を分解してみます。スプリングもゴムパッキンを装着するケースも全て異常ありません。

・ゴムパッキンを調べてみると摩耗の上、鉄のように硬化しています。

・早速、先の尖ったドライバー状のモノで、この劣化したゴムを除去して行きます。

・今回のゴムも異常に硬化していました。除去するのにかなりの時間を要しました。

・下の画像が交換する前の劣化した逆流防止弁です。

・逆流防止弁パッキン自作の時間がなかったので、代替パーツを使用しました。

・NRVパッキン（逆流防止弁パッキン）のゴムパッキンを自作しようと思ったのですが、同じようなサイズのパッキンをまとめて作ることが効率的だと思い、今回は代替パーツを使用してメンテナンスを行うことにしました。

・No12ストーブ（イギリス軍用・ケロシンストーブ）の逆流防止弁のゴムパッキンのサイズを計測したところ、ペトロマックスストーブ（ケロシンストーブ）の逆流防止弁が一致しました。

・下の画像が新品のペトロマックスストーブ（灯油ストーブ）の逆流防止弁です。

・この新品のペトロマックスストーブのスプリングとゴムパッキンを逆流防止弁のケースに挿入します。

下の画像が逆流防止弁のパッキンを交換後、給油口パッキンもテフロンパッキンに交換した画像です。

・これで逆流防止弁の部分からの灯油のリークは解消しました！

下の画像のバーナーヘッドを使用すると、No12ストーブが簡単にサイレントバーナー仕様になります！

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