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No12ストーブ(ケロシンストーブ)のスピンドルとニードル交換!オプティマス111のパーツが使用可能!

No12ストーブバーナーの保守-メンテナンスを行いました。このバーナーの基本的な形状はオプティマス111と同様ですので、スピンドルやニップル・グラファイトパッキンに至るまで共通のパーツが使用可能です。

No12ストーブに限らず年代物のストーブやランタン等は、保守・メンテナンス作業を行う際にパーツの確保に苦労することがあります。

今回No12ストーブのバーナー部分のパーツの交換を行ったので記述します。

ビンテージストーブやランタンのメンテナンスは基本的に、現時点で市場に流通しているパーツを使用することが基本です。
*簡単な穴あけや加工は別です。

また市場に流通しているパーツは組み込み時に多少、装着しにくいといったケースもありますが、ミニやすりで削る等すれば新品パーツを組み込めます。

このメンテナンスを行えば元来軍隊での過酷な使用を想定してきたストーブやランタンですので、また10年や20年稼働してくれることとなります。

No12ストーブ(ケロシンストーブ)のスピンドルとニードル交換!スピンドルの互換性と品番

今回はNo12ストーブのバーナー部分のパーツ交換を行いましたが、オプティマス111Cやオプティマス111のパーツはハインツやゲニオールストーブにも流用可能なものがあります。

オプティマス111Cやオプティマス111の原型バーナーは、壊れにくい・扱いが簡単等の理由があったからこそ、世界中の多くのストーブで使用されていたのかと、感慨深げになりました。

下記のとおり、今回使用したOptimus-111CのスピンドルとOptimus-111のスピンドル(品番)の違いについて記述します。

2191は、オプティマス111Cに使用されているスピンドルです。また2192はオプティマス111やNo12ストーブなどに使用されているスピンドルです。

日本の国内では2191・2192ともに在庫僅少の状況となっています!

2192 スピンドルエンドが四角いのが特徴です。そして、この四角を利用して、燃焼調整ハンドル引っかかるようになっています。

今回は2192を使用してNo12ストーブのスピンドル交換を行いました。
 
2191は、スピンドルエンドが丸いのが特徴です。純正の2191は下記の画像のとおり、黄色い部分のスピンドルエンドが下記のとおり、丸くなっています。
2192は、黄色い部分のスピンドルエンドが四角い形になっています。また、ピンを差し込めるよう穴が開いています。

出典 https://www.outdoor-campstove.com/product/409#&gid=1&pid=1

ただし、ヤフーオークションなどでは、品番2192(2191)は共通になっていて購入できるモノがあります。

このような状況ですので、スピンドルについては基本的には、オプティマス8R=オプティマス111C=オプティマス111と共通と考えています。

したがって、多少ギコギコする場合がありますが、微調整を行いつつ、2191または2192両方とも代替品として使用することができます。

オプティマススベア123はスピンドル以外のパーツは同じです。(オプティマススベア123はスピンドルは他のストーブのスピンドルとは異なっています。)

No12ストーブ(ケロシンストーブ)のスピンドルとニードル交換!No12ストーブのスピンドルに流用

海外のサイトでもNo12ストーブのバーナー部分のパーツ交換を紹介したサイトはありませんでした。

よって実際に装着されたいたスピンドルを抜き出して、比較して装着できそうなスピンドルを予備パーツから出してみました。

ロビンは品番2191と2192の両方を各2本合計4本持っていました。

下の画像を見てください。

上から順に、OPtimus 111と111cと真っ黒でギヤ―部の歯が欠損しているのは購入時に装着されていたスピンドルで、一番下のモノは123Rのスピンドルの比較です。

dsc_00511

OPtimus 111のスピンドルは、e-bayで購入しました!(セラーさんはそのように商品表示していました。)

OPtimus 111Cのスピンドルは、スター商事で購入しました。

*品番2191と品番2192を比較すると、ほとんど変わらないです。

今回はスター商事で購入した2191のスピンドルを使用して、旧スピンドルを抜き出して交換します。

スピンドル交換

スピンドルは途中で折れていて、ニードル針の針がグニャグニャに曲がって用をなさない状態でしたが、ニップルはかろうじて無事でした。

早速、スピンドルを抜き出します。ホエーブス625と異なり簡単にスピンドルは抜けます。

新しいスピンドルを挿入していきます。!

No12ストーブ(ケロシンストーブ)のスピンドルとニードル交換!ニードル交換

1.ニードルについては、スピンドルと合致するニードルの歯が5個ついているものを使用しました。
*歯が6個ついているものが使用されているものもあります。

新しいニードルとの噛み合わせは、ゆっくりと丁寧に行うと良いです!

最初はギコギコという状況で、上手く嚙み合いませんが何回か丁寧にスピンドルを回しているとスムーズな上下運動になります!!

2. これで軍隊で酷使されて大きなダメージを負っていたバーナーは再生・復活しました!!

No12ストーブ(ケロシンストーブ)のスピンドルとニードル交換!オプティマス111のスピンドル等を組み込んだ後の画像

下の画像は中古のNo12ストーブのバーナー部分にオプティマス111cの各パーツを組み込んだ完成品の画像です。

バーナー部分は若干、磨いていますがそれに増してスピンドルが光っています!!

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