バーベキューを楽しくする。8つのポイントを記事化します。
バーベキュ-とは、西インド諸島の先住民であるタイノ族の肉の丸焼き用の木枠(直火に当たらないように生木で組んだプラットフォームを使った調理法)を指す言葉(バラビク)が、「丸焼き」を意味するスペイン語のbarbacoaに転化したものとされています。
バーベキュ-は、その後、英語圏に派生し、バーベキュ-(barbecue)(BBQという場合もあります。)などに変化します。
ロビン一家は、アメリカ海軍の軍人一家と交流していました。
アメリカ人の一般家庭がお客さんをもてなす際。多くの場合は、「アメリカンバーベキュ-」を行なってくれました。
午前10時頃から準備に入り、生肉や野菜をカットしたりお肉を焼いたり、バーベキュ-のお肉などが出来上がるのは12時過ぎですから、出来上がるまではビールを飲んだり、ご婦人方や子どもたちは談笑したり、庭でトランポリンをしたり、犬と遊んだりしています。
バーベキュ-の終了時間は、季節や天候等によって異なりますが、概ね午後3時頃には終了して、その後はインドア(部屋)に入って、さまざまな話をしたり、子ども主体のディズニーのビデオやSFビデオなどを見て楽しみます。
ロビン一家が、我が家に、彼らを招く際は、概ね、「寿し」や「てんぷら」や「すき焼き」が多かったのですが、彼らのホームパーティーは概ね、「アメリカンバーベキュ-」でした。
彼らが主催するホームパーティー。バーベキュ-パーティーは、楽しくて、かつ、いつ行っても退屈にはならなかったのです。
そんな当時のことを思い出しながら、「バーベキューを楽しむ。8つのポイント」を記事化します。
バーベキューを楽しくする。8つのポイント。1つ目。バーベキュ-は簡単料理の王者です
バーベキュ-は丸焼き料理です。人類最古の料理です。かつ簡単料理の王者です。
日本人がお肉を食べるようになったのは、江戸時代の鎖国政策をやめた、明治期以降です。
昭和期末に、大手チェーン店の「焼肉料理店」が市中に進出してくる前は、焼肉屋さんは、主に、仕事帰りの、お父さん方がモウモウと立ち込める煙の中で、「口角泡(こうかくあわ)を飛ばす」、あるいは、「仕事の憂(う)さをはらす」場所(いわゆる飲み屋さん)で、焼肉と言えば、そのようなイメージで、ステータスは高くはありませんでした。
それが、大手チェーンが進出し、怪しげな飲み屋さんから、子供たちを交えて食事に行ける焼肉屋さんに変化しました。
バーベキュ-自体は、それ以前からあったのですが、現在の日本では、バーベキュ-の持つ簡便さと、社交性から、ドンドン広がりを見せてきています。
バーベキュ-は、簡単料理の王者で、かつ、誰でも食材が美味しなる「魔法の料理」です。
そして、アメリカの一般家庭の料理方法です。
バーベキューを楽しくする。8つのポイント。2つ目。料理に火を使用するのは、人類(ヒト)だけです。
生の食材に、「火」を加えることを行なったのは、ネアンデルタール人(人類の亜種)以降とされています。
ネアンデルタール人は、30万年以上前に火の使用をしていたとされる研究論文が出されています。
この研究論文から分かることは、ヨーロッパのネアンデルタール人は、炉を利用して、食材に熱を加え、また、暖房や灯りに使用していたことは、想像に難(かた)くないことです。
ヒトは、生野菜や生肉、生魚などだけではなく、これらに「火」を加えることによって、生の持つ素材の味の変化や食材の保存性などを手に入れました。
ホモサピエンス(人類)は、お肉や生魚に、火を加えることによって、「香ばしさ」や「食材の保存性」などを入手しましたが、代わりに、人類は、生存に必要な、ビタミンCを手放すことになります。
バーベキューを楽しくする。8つのポイント。3つ目。柑橘類は必ず、テーブルにセットしましょう。
北極圏の先住民は、アメリカではエスキモー(生肉を食う人)、カナダではイヌイット(真の人間)と呼ばれることがあります。
最近では、狩猟にスノーモービルを使用したり、狩猟にライフルを使用したり、アザラシのお肉を焼いたりして生活しています。
もともとは、彼らは、アザラシなどを生肉で食べていました。これらは「生活の知恵」で、生肉や血からビタミンCを摂取することで、今日まで健康でいられました。
したがって、北極エリアでは、柑橘類など無くても、貴重なビタミンCは摂取できていたのです。
ところが、バーベキュ-では、美味しく食べられるお肉などと、引き換えに、大事なビタミンCが摂取できにくくなってきました。
生肉などは、焼くとビタミンCが破壊されてしまうのです。
したがって、テーブルのかたすみでOKですので、柑橘系のフルーツをカットして、簡単に、手に取れるようにしておくことがポイントです。
柑橘類を生かじりすることで、口の中が、スッキリします。沢山は必要ないので、少量でOKです。
極力、酸味が少なく、かつ、甘みがある柑橘類がベストです。酸味が高過ぎると、誰も食べません(生かじりしません。)
バーベキューを楽しくする。8つのポイント。4つ目。良質な木炭を使用することがポイントです。
バーベキュ-は言うまでもなく、遠赤外線を利用した料理方法です。
遠赤外線は、生肉や生魚を「内部」から焼きます。
したがって、火持ちの良い。火力の強い木炭の選択が、楽しいバーベキュ-を行うための近道です。
ただし、火持ちの良い。火力の強い木炭の選択は、往々(おうおう)にして、火付きが悪い(簡単に、着火してくれない)ケースが多いので、その場合は、初めに安い(安価な)木炭に着火し、使用します。
もう大丈夫だと思われた際に、火持ちの良い。火力の強い木炭(高価な木炭)にチェンジ(追加)すればOKです。
こうすれば、木炭をバーベキュ-コンロに投入する回数が少なくなり、煙も少なくなり、遠赤外線の効果で、お肉や野菜は、大変美味しくなります。
最近は、良質な木炭でも、価格が安価になっています。
下記に「オガ炭」のレビュー記事を書きましたので、ご覧ください。
オガ炭 おすすめ。安価な木炭で最高のキャンプ飯を味わう
バーベキューを楽しくする。8つのポイント。5つ目。全てが食材になります。
上述の文言の繰り返しになりますが、鉄板焼きなどと異なり、ダイレクトに遠赤外線が食材を照射して、全ての食材を美味しくします。
したがって、どのようなモノでも食材になります。
また、焼いた食材につける「タレ」によっても、味は、大きく左右されます。
「タレ」は、一般的な「タレ」に各家庭の秘伝の味付けを、プラスすると、「味付けについての会話」も盛り上がります。
大事な、家族や友人などを迎える際は、普段よりも、ワンランク上の食材。そして、「自家製のタレ」に、こだわることがポイントです。
過去リンク記事「黄金生姜でキャンプ飯マンネリ脱出!」も、ご覧ください。
バーベキューを楽しくする。8つのポイント。6つ目。ホスト(ホステス)の役目は大事
特に、奥様(ホステス)の役目は大事です。
バーベキュ-の最中、調味料が足りない。または、スープを温め直さないといけない。など多忙なのは分かりますが、せっかく、来訪してくれた大切なお客様を放置して中座(ちゅうざ)はいけません。
基本的には、準備万端で、ホスト(ホステス)も中座(ちゅうざ)しないで、ゲストのお話しを聞くことが大切です。
バーベキュ-の基本は、『楽しい会話』です。ホスト(ホステス)は、BBQ参加者の会話が円滑に行くように、また、会話に参加できないヒトがいないように気を配ってください。
『楽しい会話』なくして、楽しいバーベキューは成立しません。
ホスト(ホステス)がキッチンに戻らなくてもOKなように、極力、中座(ちゅうざ)しないで済むようにしておくこともバーベキュー成功のポイントです。
バーベキューを楽しくする。8つのポイント。7つ目。ガソリンストーブやケロシンストーブをテーブルサイドに置く。
時間帯や季節にもよりますが、アウトドアでバーベキュ-などの食事をすると、急激に、焼いた食材が冷えることがあります。
どんなに美味しいバーベキュ-であっても、冷えたら、美味しくない場合もあります。
例えば、『回転寿司』以外のお寿司屋さんでは、客が食べ終わった頃合いを見て、次の『握り』を出してくれます。多くもなく、かつ、少なくもなく。
また、店舗数は少なくなってきましたが、『天ぷら』屋さんでは、客の食べられる分だけの、天ぷらを揚げて客の前に出してくれます。
自分の都合で、まとめて食材を揚げて、そのまま、冷えた『天ぷら』を客の前に出すようなことはしません。
これと、同じように、ゲスト(家族や友人)が食べられる分だけ焼いて、後は、待ってもらうようにしているか、自分たちで焼いてもらいます。
熱くて、ハフハフ言いながら、焼きたてのバーベキュ-の食材を、吟味してもらいたいからです。
それでも、焼き物料理と、食べる側のタイミングが合わない場合がでてきます。
その場合は、テーブルサイドのガソリンストーブやケロシンストーブを点火したままにしておいて、これらを熱源として、温め直す道具として使っています。
家族旅行の際には、老若男女問わず、参加したメンバー(手が空いたヒト)がポンピングや着火また消火を行なってくれます。
誰でも簡単に、ドライブ(着火、燃焼、消火)に行え、ドライブにスキルを必要としない、ガソリンストーブやケロシンストーブは、どこのフィールドに行く際にも、必携アイテムになっています。
小柄ながら、膨大なパワーソースを発揮する、液体燃料ストーブは魅力いっぱいです。
コールマン424と413(ガソリンツーバーナー)家族旅行におすすめは、以下のリンクをご覧ください。
バーベキューを楽しくする。8つのポイント。8つ目。バーベキュ-(宴)の後は、即、寝られるベッドがあれば、なおOKです。
ロビン一家が、バーベキュ-をコテ-ジなどで行うことは、バーベキュ-(宴)の後に、即、フカフカのお布団で熟睡できるので、概ね、バーベキューの際は、コテ-ジなどを利用しています。
また、コテ-ジやバーベキュー施設は、生ごみやプラスチックゴミやアルミ缶などのゴミを、各自治体のルールに従って、処理してくれることも大きな魅力です。
バーベキューの宴が、終わった際は、楽しかったことだけが残ります。各メンバーが、また、バーベキュ-を行いたいと言ってくれれば大成功です。
後は、お風呂に入って、フカフカのお布団で熟睡するだけです。
したがって、お風呂や、全てが用意されているコテ-ジなどが最適です。
家族旅行はコテージでバーベキュー!大人数もおすすめ。の過去記事は、下記リンク記事をご覧ください。