地球温暖化に伴う、上越市の積雪量また冬季の天候(雨量など)について、気になる点を記事化します。

記事化するにあたっては、気象庁のデータや論文などを引用させていただきました。

また、地球温暖化が上越市の冬季の積雪量などに与える影響を考えてみました。

上越市積雪量の推移。地球温暖化とは

まず初めに、上越市の積雪量を記述する前に、地球温暖化について若干記述します。

地球温暖化とは、さまざまな、産業活動が活発になり、二酸化炭素、メタン、さらにはフロン類などの温室効果ガスが大量に排出されて大気中の濃度が高まり熱の吸収が増えた結果、地球全体の気温が上昇し始めています。

これが地球温暖化の原因です。

また、下記の理由によって、二酸化炭素濃度は、南半球では北半球より低くなっています。

北半球と比べて、陸地の人間活動(生産活動や車両や固定資産の配置量)や植物が少ないためなどの理由によって、南半球は二酸化炭素の濃度が低くなっています。

上越市積雪量の推移。地球温暖化をグラフで検証

出展‐国土交通省-気象庁
URLは、https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/an_wld.html

世界の平均気温は、傾き=トレンドが0.73。北半球は傾き=トレンドが0.77。南半球は傾き=トレンドが0.68です。

傾き=トレンドが大きい方が、平均気温の上昇率が高いです。

北半球の地球温暖化>世界の地球温暖化>南半球の地球温暖化です。

これを踏まえると、北半球が地球温暖化の傾向が強いことが分かります。

上越市の平均気温は、約100年の間に1.5℃上昇しております。

出展-上越市

URLは、https://www.city.joetsu.niigata.jp/site/koho-joetsu/webkoho-2019-6-1.html

上越市積雪量の推移。雪の降るしくみ

基本的にはシベリア大陸、中国大陸やモンゴルの大地の上を、乾燥した空気が駆け抜け、日本海の上空で湿った空気になり、それが妙高山系などの山脈にぶつかって降雪になります。

下記の説明図が分かりやすく説明しているので、引用します。

出展‐国土交通省-気象庁‐新潟地方気象台
URLは、https://www.jma-net.go.jp/niigata/menu/bousai/met_character.html

上越市積雪量の推移。降雪量の減少。増えるドカ雪。増える雨量

ロビンが子どもの頃だった時から比べると、温暖化は進み、降雪量は格段に減少しています。

地球温暖化⇒上越市の平均気温の上昇⇒上越市の降雪量の減少⇒突然のドカ雪⇒降雨量の増加

記録を見てみると、上越市高田の年間降雪量はこれまでの635cmから222cm減って、413cmになっています。

しかし、下記の論文にあるように、一晩に降るようなドカ雪は、今後、増える懸念があります。

「  」引用

「将来、年最大積雪深が大きく減少することから、過去に起こった 38 豪雪や 56 豪雪、平成 18 年豪雪のような豪雪は減少すると考えられる。一方、1 日あるいは一晩で一気に降るような短期間の大雪、いわゆるドカ雪も雪害をもたらす恐れがある。」

出展-日本気象学会 2019 年度夏季大学

地球温暖化で変わる日本の雪
川瀬宏明(気象庁 気象研究所 応用気象研究部)

URLは、https://www.metsoc.jp/default/wp-content/uploads/2020/08/SS2019_05.pdf

上越市の降雪量は、西高東低の冬型の気圧配置や、前線の配置や、その他の要素に左右されますが、ドカ雪などには注意が必要です。

上越市積雪量の推移。増えるドカ雪の際の備蓄品

上記に記述したように前線の配置などにより、ドカ雪の時期や降雪量は異なります。

国道や高速道路はドカ雪によって寸断され、物流を担う交通網はドカ雪によってマヒします。

ドカ雪に備えて、食料品や生活必需品などの備蓄は、ドカ雪が降る前に検討が必要です。

上越市積雪量の推移。2018年12月から特定区間ではスタッドレスタイヤだけではダメ

冬の高速道路の特定区間では、スタッドレスタイヤだけではダメな場合があります。

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