ケロシンやガソリンストーブ等の逆流防止弁!ケロシンストーブ等に絶対必要な部品
・逆流防止弁とは、片方からは液体燃料が流入するものの、逆からは液体燃料が逆流しない装置のことです。
・英語ではNRVといいます。NRVは、Non return valve の略語です!
・この逆流防止弁は、コールマンのガソリンストーブ、欧州系のケロシンストーブに装着されています。
・この逆流防止弁があるおかげで、燃料タンクには圧縮空気が送り込まれ、かつ、その圧縮空気は逆流せずに、燃料タンク内に留まっています。
ケロシンやガソリンストーブ等の逆流防止弁!ゴムの劣化を指の感触で確認!
・このような大事な役目を担っているケロシンストーブ等の重要なパーツですが、長年使用していると、メンテナンスを必要とする場合があります。
・特に劣化しやすく、かつ、液体燃料が漏れている場合は、この逆流防止弁のゴム(バイトン製)ですので、今回はこの部分に焦点を当てて、記事を書きます。
・簡単な方法ですが逆流防止弁(NRV)に使用されているVITON(バイトン)製のゴムを指で触ってみてください。
・即、指に対して押し返してくるような『力』を感じれば、そのパーツはまだまだ使用できます!
・逆にゴムから弾力性が失われ、コンクリートのようにゴムが硬化していれば、そのゴムは交換した方が良いです!
ケロシンやガソリンストーブ等の逆流防止弁!ゴムは表裏2回使える場合がある!
・逆流防止弁に装着されていたゴムは裏面がゴムの特性を失っていない場合があります。そのゴムが劣化しなかった理由はゴムの特性を失っていない面が、スッポリ金具の中に入っていたため、劣化しなかったのです。
・もちろんそのゴムが劣化している場合もありますが、指で裏面の感触を確認することが大事です。
・上記のように、弾力が損なわれていない場合はゴムの摩耗した面と今まで使用していなかった面を、天地逆さまにして再度使用することができます!
・逆流防止弁のゴムの摩耗を原因とする灯油やガソリンの燃料の逆流は、僅かなバイトン製ゴムの摩耗から起きます。
・しかし、バイトン製のゴムは秀逸な素材からできていることもあって、使用面の摩耗のみが発生して素材自体の劣化(硬化)は発生していない場合があります!
・このような場合でも使用面のみの損耗だけでバイトン製ゴムを廃棄処分してしまうのは、パーツが入手しにくい現時点では非常にもったいないことです。
ケロシンやガソリンストーブ等の逆流防止弁!ゴムの摩耗面は、ヤスリ等で均一にして再使用可能な場合があります!
・逆流防止弁(NRV)のゴムは摩耗面の表面をダイヤモンドヤスリ等で表面を均一にすることで再使用が可能です!
・虫歯の治療等と同様の理屈ですが、逆流防止弁(NRV)のゴムは摩耗面のほんの僅かな歪みや、摩耗によってガソリンや灯油の漏れが始まります。
・この場合は摩耗面の表面をダイヤモンドヤスリ等で丁寧に面を均一にすることで『元の機能』が回復します!
・また、VITON製ゴムを削っていくと元のゴムの高さが維持できなくなってしまうことがあります。
・その場合は、VITON製ゴムの収納されている台の中に『詰め物』をいれてあげて、VITON製ゴムに『下駄を履かせてあげる』と元の位置が維持できます!
*詰め物は古くなって弾力がなくなった廃棄処分用の同サイズのVITON製ゴムを詰めればOKです!
*これで『高さ』が確保できるようになります!
ケロシンやガソリンストーブ等の逆流防止弁!ゴムパッキンの自作!
・更にVITON製ゴムが摩耗してしまった場合はゴムパッキンを自作しましょう!
・上記のケースだけで、大部分カバーできると思いますが、更に自作する場合はVITON製ゴム(フッ素ゴム)のシートが販売されていますので、のんびり・ゆっくりと自作してみましょう!
・下の画像がロビンが使用しているフッ素ゴムの一部です!
・穴あけのパンチは10㎜程度まででしたら100均で買えます!
・それ以上のサイズも国内市場で購入できます!
・今あるパーツを大事に使用・メンテナンスを行えばストーブ・ランタンは頑丈無双になります!