春は竹が節を刻んで一段と大きくなるように、別離そして新しい出会いが訪れる瞬間です。

日本全国で、卒業のセレモニーが行われ、新しく学校や企業などに行くセレモニーが行われています。

日本全国に海事教育に携わる機関は、沢山ありますが、静岡県の清水海技短大でも、卒業のセレモニーが行われました。

清水海技短大。帽子投げ卒業式。海軍の3大兵学校そして残る海事教育機関

帽子を投げて、卒業を祝う。発祥の地は、アメリカ合衆国の海軍兵学校 ( United States Naval Academy )、アメリカ海軍およびアメリカ海兵隊の士官学校です。

その地名より、アナポリス海軍兵学校と通称されることもあります。

また、イギリスにはダートマスにおける海軍の兵学校があります。

かつて、日本にも広島県の呉(江田島)市に兵学校があって、世界の海軍の3大兵学校と言われていました。

今は、日本は、陸海空の3自衛隊の幹部を養成するための機関は、神奈川県の横須賀市走水(はしりみず)にある、防衛大学校に集約されています。

清水海技短大。帽子投げ卒業式。海事教育卒業生のセレモニー

静岡県の清水海技短大のみならず、帽子を投げて、卒業を祝い、新たな任官地や機関での活躍をともに称えることは、最高のシチュエーションです。

各自の胸に去来する想いは千差万別だと思いますが、いつ見ても、この帽子投げは、海事関係者が胸が熱くなる瞬間です。

各教育機関で、習得した事項を遵守し、四方を海に囲まれた日本の海上輸送に頑張っていただきたいと思います。

清水海技短大。帽子投げ卒業式。今年は卒業生だけのセレモニー

今年は、新型コロナ肺炎の感染防止の観点から、関係者の臨席は中止し、卒業生だけの卒業のセレモニーになりました。

帽子投げは、苦楽をともにした卒業生だけに与えられた特権でもあります。

男女とも、その着用していた帽子はかなり高く舞い上がり、数秒後、地面に着地しました。

アナポリスは当然ですが、防衛大学校、また全国の海事教育機関に引き継がれていっていただきたいセレモニーです。

清水海技短大。実習に使用される船舶の一部を紹介します。

1.海の貴婦人 海王丸

2.大成丸は、海技教育機構の汽船練習船の中で最もコンパクトな船体でありながら、分割可能な教室、演習室、甲板上のスペースなど、船内各所でグループ実習を行うことができます。

3.銀河丸など遠洋航海実習もできる船舶もあります。